昨年の5月の連休には、誰が一年前にこんなことになっていると想像できただろうか…と思っていたが、コロナ禍も2年目となり、感染者数の推移や変異型ウイルスの段違いの脅威を考えると、昨年よりもよほど深刻な状況となっているのに、そうは思えない人々の動きをテレビで観ては仰天したり呆れたりするばかり。げに慣れというのは恐ろしいものだ。
今年の連休の新潟は、4月29日の初日から空模様が不安定で、カッと晴れて日差しで暑くなるかと思えば数時間後には身震いするような肌寒さ。極端な寒暖の繰り返しが続く日々で、例年5月の憲法記念日前後は必ず汗ばむ真夏日のような暖気が入っていたことを考えると、昨今の気象の激変ぶりが空恐ろしい。地球温暖化が進むと日本においては四季が無くなり夏と冬しかなくなるのだとテレビで誰かが言っていたことが思い起こされる。
それでも、本日5月4日は数日振りに文句なしの晴天に恵まれた。さりとて急にレジャーに繰り出せる社会状況ではないので、例によって、関屋分水路の河口にある関分公園の展望台まで歩いて日本海を佐渡まで臨むことに。
海というのは我々を喜ばせようとする何かを企図してくれるわけではないし、単調な波の打ち寄せと引きでしかないのに、どうして見飽きないのだろうか。昔から不思議に思う。人の魂を捉えてやまないその秘密を知ることができれば、人工的で管理されたアミューズメントから人は解き放たれるのではないだろうか。そんな途方もない空想はさておき、思い立ったら歩いて海を眺めることができる新潟暮らしの有難みを、こんなコロナ禍の御時勢だからこそ、一層ひしひしと感じるばかりだ。
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(「ほのぼの散歩2021.5.4(コロナ禍のGW連休)」終わります。「ほのぼの散歩・ジョギング2021.7.23(五輪開幕の日)」に続きます。)
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