新潟久紀ブログ版retrospective

新発田地域振興局長の細々日記「R5.4.27地域振興視察(その3)」

 新潟県としての予算や権限の執行最前線が地域機関。その一つ新発田地域の振興局長に着任したからには出来るだけ早く管内を把握したくて、数日間にわたる懸案箇所の現地視察を開始した。正直なところ土地勘が薄いのだが、地域振興にはヨソ者の視点も求められていると考えて貢献できることを探りたい。

◆◆◆R5.4.27地域振興関係の管内視察での思い2/2◆◆◆

◆「胎内リゾートエリア」
 スキー場やゴルフ場を核とした「胎内リゾートエリア」は、自身の思い出を振り返ってもバブル期にピークアウトしたかと考えたが、子連れ家族が楽しめる小規模遊園地や多様な博物館と美術館、開放的な釣り堀など、家族を大事にする若い中流世代等に適う交流資源を維持補強し続けていてPRし甲斐を感じる。

◆「誠食堂」
 新任局長として視察の途中、「道の駅胎内」でお昼になり、近くで若手が切り盛りして評判という「誠食堂」へ。1500円のバイキング方式で、地元特産食材の使用度は強く感じないが、平日でも婦人グループ等で賑わっており、観光客向けに奇をてらわず地元の固定客を視野に採算を図る経営は強かで頼もしい。

◆「里の駅いちべえ」
 冬期休業で土日開店が基本の直売所「里の駅いちべえ」に業務視察の途上で通りすがる。以前UIターン関連業務に携わっていた時に都会の若い女性達が田舎暮らし体験の中で茅葺きで改装したと聞いたがその面影は無かった。都会住民の関心と関与をどう展開していけるか考えるためにも顛末を聴いてみたい。

◆「網代浜海水浴場(聖籠町長杯サーフィン大会会場)」
Uターンした若者が仲間とシーサイドカフェを始めるなどして地域に関わる中で、趣味も活かしたサーフィン大会を企画し、「聖籠町長杯サーフィン大会」という行政の事業化に至った現実の物語があり驚いた。定住促進を狙い、地元学生等に依頼してドラマ仕立てでマンガやyoutube配信など展開してはどうか。

◆「弁天潟風致公園」
聖籠町の視察の最後に「弁天潟風致公園」に寄る。場所柄の割に広い親水空間や子供用遊具が良く、近隣のイチゴ、サクランボ、ブドウの果樹園やバラ庭園の最盛期に公開される隣接の二宮邸への来訪のほか、端境期に催事を企画して組んで提案すれば、子連れ家族層などの余暇活動を更に取り込めるのでは。

(「新発田地域振興局長の細々日記「R5.4.27地域振興視察(その3)」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式の現地視察編「新発田地域振興局長の細々日記「R5.5.10土木整備視察(その1)」」に続きます。)
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