令和5年4月1日付けで新潟県の新発田地域振興局長になった私が、少しでも地域のお役に立ちたいと思う日々です。
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●令和5年5月15日(月)
地域振興局長に着任するも土地勘が薄いので、新発田市役所の幹部さん達から政策の方向性や足元の取組などをお聴きした。人口減少対策の根幹となる産業振興策に関して、長岡技科大や地元企業等との連携によるシェアオフィス展開での起業促進施策などは広域的効果も見込めるので県も効果的に関与したい。
●令和5年5月16日(火)
主要地方道住吉上館線の八幡バイパス工事の安全祈願祭が行われた。交通量が増える八幡集落の狭隘な県道部分の外周化は、地元住民の交通安全はもとより、バスやトラックの通行を容易にして地域間交流や物流改善による経済効果にもつながる。効果的活用策を工事を進める間に早くから議論したいものだ。
●令和5年5月17日(水)
阿賀野市には温泉旅行で訪れたくらいなので、市役所幹部職員さんから市政の概況など教えていただいた。雇用と高校が集積する新潟市の近郊市街地として子育てと健康寿命に力を入れるも公共交通の減便化が大きな悩み。マイカー利用に分散する需要を脱炭素の名の下にバス利用等に集約できないだろうか。
●令和5年5月18日(木)
地域活動団体会長が主宰する新発田市で頑張る人達との懇親会に参加した。福祉事業関係者、伝統産業や地元企業の経営者、開業医、僧侶、メディア関係者など、普段の仕事では一堂には集めようもない多様な面々から貴重な話を聞けた。新発田市の住民意識や地域社会の温度感など把握のため関係を保ちたい。
●令和5年5月19日(金)
地域振興を考えるため街を面白くしようとしている面々からお話を伺った。150年前の呉服屋建物で”サードプレイス”創りを展開するISEZIの方々からは、人との関係づくりの拠点を目指す話も伺い、ソサエティやネットワークという無形資産が地域の魅力として定住や移住の誘因の一つにできるのではと思えた。
●令和5年5月20日(土)
聖籠町の東港工業地帯に並ぶ大工場を眺めると各々を見学したくなる。燕市出向の際に金属加工業者などを巡る「工場の祭典」に関わったことが思い出されるが、業種や規模が異なり二番煎じにはならないだろう。県内各所で内容の違う「祭典」が展開されれば、新潟のBtoB産業への関心と関与が高まるのでは。
●令和5年5月21日(日)
個人的に訪れて購入の経験がなかったので聖籠町の果樹園一円を視察した際はその規模の大きさに驚いた。ブドウなど多種少量生産品目もあり「ここに来なければ」をもっとPRしたいもの。ブドウ農家の若手後継者が収益の通年化を狙ってかイチゴ栽培も始めた事例など、園芸振興の実践的ヒントも多そうだ。
(「R5.5.15-R5.5.21新発田地域振興局長の細々日記」」終わり。「へたれ県職員の回顧録」の「仕事遍歴」シリーズで現在進行形の日記形式「R5.5.22-R5.5.28新発田地域振興局長の細々日記」に続きます。)
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