●若手野外イベント仕掛人[R60613] (その1)
ありのままの自然の造形や景観などの魅力を活かして、地域に人を誘う「アウトドア」。
海、山、川、島、田畑などなど自然のままで何でも揃う新潟県は、それぞれの楽しみ方や程度を”数珠繋ぎ”すれば、”どこでも””いつでも””だれでも”の「外遊びといえば新潟県」として更なる誘客や経済効果につなげられるのでは。
ただ「アウトドア」というと天候のリスクや装備の準備、現地へのアクセスなど、私の様な面倒くさがりにはどうしても億劫になりがち。
そんな大勢の輩を如何にして現場へ引き込むか。いわゆる「マルシェ」や「外カフェ」などの”ゆるーい”展開により、街なか住民の自然豊かな環境への誘い出しに成果を上げているイベント仕掛人たちからお話を聴いて意見交換することにした。
「地域ふるわせ座談会」は毎度私個人からの細やかな茶菓の振舞いだけでお越しいただくのが慣例となっているのだが、天気の良い平日の午後の”稼ぎ時”にも拘わらず、その分野では名の知れた6人もの仕掛人と、SNSによる情報発信で地域貢献されている企業から1名が駆けつけてくれた。恐縮至極である。
「小熊龍太郎」さんは愛する胎内市ならではの商品やサービスをモットーに活動する団体「ベースクラフター」の一員。
胎内市の活用されていない場所を活かしながら、マルシェ等を開催し、胎内市を人が集うまちにしたいという。年に数回展開する「スローカル・マルシェ」を令和6年6月1日に村松浜海水浴場の駐車場で開催したばかり。出店者は胎内市・村上市など胎内市近辺に限定して開催したが、今秋は、新潟市、新発田市などから出店者を募り、周辺地域から胎内市に人が集うように企画しようと考えている。
「平野伸哉」さんも「ベースクラフター」一員。村松浜海水浴場の駐車場でのマルシェでは草刈り等の環境整備も兼ねて実施し、海水浴場を夏場以外にも活用できるように取り組んでいる。これは相当に公的な奉仕だと思う。マルシェ開催にあたり、マンネリ化しないよう目玉となる企画を考え、変化させながら取組を続けていきたいと言う。
小熊さんと平野さんはふるわせ座談会に2回目の出席であり、誠に有難く思う。
「長坂菜摘」さんは「SEIKŌUKI」という変わった名称のカフェを経営する三条市からわざわざ駆けつけてくれた。店名は「晴好雨奇」を表し、「晴天でも雨天でもすばらしいさま」 のように、どんな時も皆さまの居場所になれるお店、空間を提供しているという。
新発田地域の管外ではあるが、彼女と仲間たちが協働して6月に新潟市の海岸で実施した「海辺のバザール」は数千人が来訪する大盛況になった。
新潟では大規模な蚤の市はあまりなく、小規模なものが多数存在している印象。今回初開催した大規模な蚤の市「海辺のバザール」は、県外からの出店者を呼び込み、県外からの誘客を目指した。県外からの誘客は難しかったけれど、県内遠方からは来場してくれたという。
「海辺のバザール」は、東京蚤の市が発想の元となっているが、新潟ならではの自然、景色を重視することで差別化を図っているらしい。
自身が主催する~ハレ×アメ~ethical marcheについて、去年の秋、「ベースクラフター」と一緒に「エシカル(倫理的な行動)」をテーマに開催したという。県内で各々の理念を持つ仕掛人たちが横で連携している実情が伺えて興味深かった。
「杉﨑潤」さんも、新発田地域ではなく新潟市を拠点にして「SWELD design(エスウェルド デザイン)」の標榜でオーダー家具製作、店舗内装等を行っている。古着屋も併設している。
店を構える「沼垂テラス」は古びた商店街を若者が中心になって再生したことで注目を浴びている所。そこでの「沼垂朝市」の実行委員をされ、外部出店者の調整を担当しているという。
蚤の市「海辺のバザール」の着地点は、空き家問題への対応であると個人的に考えているとのことで、若い人達には古いもの、今あるものをうまく活用してほしいし、更に、より大きな問題である空き家の対策に目を向けていってほしいと思っている。食器から、古着、家具、空き家へといった段階的に展開を考えているというのはユニーク。身近で手近な物事から入って大きな事柄に誘っていくという発想は、冒頭に記した「私の様なアウトドア食わず嫌い」的な輩をどう誘い出すかという論点にも参考になりそうだ。
海、山、川、島、田畑などなど自然のままで何でも揃う新潟県は、それぞれの楽しみ方や程度を”数珠繋ぎ”すれば、”どこでも””いつでも””だれでも”の「外遊びといえば新潟県」として更なる誘客や経済効果につなげられるのでは。
ただ「アウトドア」というと天候のリスクや装備の準備、現地へのアクセスなど、私の様な面倒くさがりにはどうしても億劫になりがち。
そんな大勢の輩を如何にして現場へ引き込むか。いわゆる「マルシェ」や「外カフェ」などの”ゆるーい”展開により、街なか住民の自然豊かな環境への誘い出しに成果を上げているイベント仕掛人たちからお話を聴いて意見交換することにした。
「地域ふるわせ座談会」は毎度私個人からの細やかな茶菓の振舞いだけでお越しいただくのが慣例となっているのだが、天気の良い平日の午後の”稼ぎ時”にも拘わらず、その分野では名の知れた6人もの仕掛人と、SNSによる情報発信で地域貢献されている企業から1名が駆けつけてくれた。恐縮至極である。
「小熊龍太郎」さんは愛する胎内市ならではの商品やサービスをモットーに活動する団体「ベースクラフター」の一員。
胎内市の活用されていない場所を活かしながら、マルシェ等を開催し、胎内市を人が集うまちにしたいという。年に数回展開する「スローカル・マルシェ」を令和6年6月1日に村松浜海水浴場の駐車場で開催したばかり。出店者は胎内市・村上市など胎内市近辺に限定して開催したが、今秋は、新潟市、新発田市などから出店者を募り、周辺地域から胎内市に人が集うように企画しようと考えている。
「平野伸哉」さんも「ベースクラフター」一員。村松浜海水浴場の駐車場でのマルシェでは草刈り等の環境整備も兼ねて実施し、海水浴場を夏場以外にも活用できるように取り組んでいる。これは相当に公的な奉仕だと思う。マルシェ開催にあたり、マンネリ化しないよう目玉となる企画を考え、変化させながら取組を続けていきたいと言う。
小熊さんと平野さんはふるわせ座談会に2回目の出席であり、誠に有難く思う。
「長坂菜摘」さんは「SEIKŌUKI」という変わった名称のカフェを経営する三条市からわざわざ駆けつけてくれた。店名は「晴好雨奇」を表し、「晴天でも雨天でもすばらしいさま」 のように、どんな時も皆さまの居場所になれるお店、空間を提供しているという。
新発田地域の管外ではあるが、彼女と仲間たちが協働して6月に新潟市の海岸で実施した「海辺のバザール」は数千人が来訪する大盛況になった。
新潟では大規模な蚤の市はあまりなく、小規模なものが多数存在している印象。今回初開催した大規模な蚤の市「海辺のバザール」は、県外からの出店者を呼び込み、県外からの誘客を目指した。県外からの誘客は難しかったけれど、県内遠方からは来場してくれたという。
「海辺のバザール」は、東京蚤の市が発想の元となっているが、新潟ならではの自然、景色を重視することで差別化を図っているらしい。
自身が主催する~ハレ×アメ~ethical marcheについて、去年の秋、「ベースクラフター」と一緒に「エシカル(倫理的な行動)」をテーマに開催したという。県内で各々の理念を持つ仕掛人たちが横で連携している実情が伺えて興味深かった。
「杉﨑潤」さんも、新発田地域ではなく新潟市を拠点にして「SWELD design(エスウェルド デザイン)」の標榜でオーダー家具製作、店舗内装等を行っている。古着屋も併設している。
店を構える「沼垂テラス」は古びた商店街を若者が中心になって再生したことで注目を浴びている所。そこでの「沼垂朝市」の実行委員をされ、外部出店者の調整を担当しているという。
蚤の市「海辺のバザール」の着地点は、空き家問題への対応であると個人的に考えているとのことで、若い人達には古いもの、今あるものをうまく活用してほしいし、更に、より大きな問題である空き家の対策に目を向けていってほしいと思っている。食器から、古着、家具、空き家へといった段階的に展開を考えているというのはユニーク。身近で手近な物事から入って大きな事柄に誘っていくという発想は、冒頭に記した「私の様なアウトドア食わず嫌い」的な輩をどう誘い出すかという論点にも参考になりそうだ。
☆ツイッターで平日ほぼ毎日の昼休みにつぶやき続けてます。
https://twitter.com/rinosahibea
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☆「活かすぜ羽越本線100年」をスピンオフ(?)で連載始めました。
☆「新発田地域ふるわせ座談会」を日記と別建てで連載してます。
☆新潟久紀ブログ版で連載やってます。
①「へたれ県職員の回顧録」の履歴リストはこちら
②「空き家で地元振興」の初回はこちら
③「ほのぼの日記」の一覧はこちら
➃「つぶやき」のアーカイブスはこちら
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