新潟久紀ブログ版retrospective

新潟暮らし推進課25「地方創生フォーラムin新潟(その2)」

●地方創生フォーラムin新潟(その2)

 平成31年度当初予算で地域活性化センターとの共催によるフォーラムの新潟県開催の予算が議決されると、開催に向けた準備が始まった。年間に2から3県程度で開催されており、新潟県は開催決定時期の関係もあって年度後半の11月開催となった。事前に他県の開催状況の視察に担当を派遣できるし、準備期間としても十分だ。こんなに身構えるのは、このフォーラムが数百人規模が通例となっている大規模なものだからだ。開催するとすれば大型コンベンションホールがあることと全県からの集まりやすい交通利便性の良いところとなる。運良く、新潟市の朱鷺メッセのホールが予約できてホッと胸をなで下ろした。
 会場が押えられたら次は最大の懸案であるイベントの構成だ。やはりテーマの共有と的を射た議論を聴いてもらうためには、基調講演とパネルディスカッションというのが一般的に馴染みやすい。基調講演者には、いかにデータや課題に関する情報に精通していたとしても単なる行政マンでは人が集まらないし、あまりにユニークな研究者などではマニアック過ぎたりして大勢集めたところで共感を得にくいだろう。数百人規模が集まって話を聴きたがる知名度と知見、そして偏りの無いバランスの良さ…。私には、前の年に清水の舞台から飛び降りるような気持ちで単身で訪問し、その不躾さにも関わらず寛大さとあふれんばかりの膨大な知見をもって濃密な助言の数々を繰り出してくださった"あの方"しか考えられなかった。
 増田寛也先生は、昨年のサシでの面談時にフランクに対応していただけたとはいえ、お忙しい身の上のはず。先生の秘書を通じた当方のオファー内容や日程のお願いは正に"南無三"という思いだったのだが、果たして、運良く日程的にご都合良いということで、増田寛也先生は、新潟県で行われるフォーラムの基調講演を快諾してくださった。私的にはこれまでのご縁もあって誰か代わりの方にはしたくなかったので、お返事を聞けた時は大いに安堵したものだ。
 既に増田先生からは昨年の面談時に、新潟県における人口減少問題の核心は、若者の人口流出であり、それは魅力的な働く場をいかに創出していくかが課題であるということを、掘り下げてご助言頂いていた。なので、パネラーは、新潟らして付加価値の高い魅力的な雇用や職場を展開している企業の経営者や若手従業員、それに関する知見をお持ちの方を選んでいこうということで迷いは無かった。

(「新潟暮らし推進課25「地方創生フォーラムin新潟(その2)」編」終わり。県職員として11箇所目の職場となる新潟暮らし推進課の回顧録「新潟暮らし推進課26「地方創生フォーラムin新潟(その3)」に続きます。)
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