野の花だより

日々のささやかなこと*好きな音楽*のんびりと

懐かしい思い出

2018年04月16日 | あしあと
今から思い出しても
ふふふっと可笑しくなります。

大学生の頃
教えていただいていた書道の先生から
○○町の教室
野の花ちゃん、引き継いでやってみない?と
若いゆえの怖いもの知らずでお引き受けしました。

大学生だとわからないようにした方がいいわね
とアドバイスをいただいたのは
きっと見るからに頼りないわたしだから
親御さん達にもちょっとは安心してもらえるようにとのお気持ちからだったのでしょう。

だからわたし
大学生だということは
ちらりともおくびにださないで
大人らしく(!?)ふるまっていたのでした。
自分では・・(*^m^*)

けれども
約5年、その町に通わせてもらっていましたが
ほんとにほんとに最後の方でわかったのですが
なんのことはない
地区の人たちはちゃーんと知っておられたのでした。
知っておられるということを
わたしはこれっぽっちも知らなかったです。
頼りないわたしなのに
少しもいやな顔をされずに
本当によくしていただきました。

地区の人たちのふっくらと優しくて温かい手のひらの上で
大人らしくふるまおうと
ちょっぴり背伸びしていた大学生の頃の自分を思い描いたら
なんだか
可笑しくて滑稽でいじらしくて
ふふふっと笑えちゃうのでした。