野の花だより

日々のささやかなこと*好きな音楽*のんびりと

本当は・・濃い幸せの日々だった

2021年10月30日 | 野の花だより


愛くるしいもんちゃん。
かわいい。


先日
1回目のコロナの予防接種を受けた。


会場は大きな病院。
私は病院がとても苦手。
病院に行くだけでドキドキする💦


大丈夫
さぁ行こう
と自分を鼓舞して行く。


受付に知り合いの方がいて
まずほっとする。


そして
スタッフの方々が
どなたも親切で
またほっとする。


そして
お入りくださいと入った
注射をしていただくところで
懐かしい再会があり
嬉しく談笑している間に
注射は終わった(笑)


懐かしい再会・・・


「もう三十年くらいになるのに
よく覚えててくれて・・」


と言ってくださったのは
三十年くらい前に
とてもお世話になった看護婦さん
Sさん。


その頃、私は
2度の手術を受けて
長く入院していた。


特に2度目の術後は
経過が思わしくなくて
ほぼ寝たきりの時期が
長く続いた。


体の状態も
心の状態も
今から思うと
ぎりぎり
ぼろぼろ。


そんな頃


私のベッドサイドに
目を赤くしたSさんが
こられた。


どうしたのかな?と思っていると
思いがけない理由だった。


長く湯船に浸かっていない私を
「お風呂に入れてあげたい」と
思ってくださったSさんは
上司にかけあってくださったそうだ。
けれども、
危険だからだめだということに
なったそうだ。


そのことが
残念でならないと
目を赤くしておられたのだ。


私に思いを馳せて
動いてくださったこと
そのことが難しくて
残念だと思ってくださったこと
Sさんの真心を
何年経ったって
忘れることはない。


ドキドキしながら
(心のどこかでは
いやだなぁなんて思いながら)
出掛けた予防接種だったけれど
こんなにいいことがあった!


ほんとに嬉しい再会だった。


ものすごく痛くて苦しい日々だったけど
Sさんのように
思い出すお医者さん
看護婦さん達
療友の方達
いろんなお顔が浮かんでくる。


というか
今となっては
痛くて苦しいことよりも
お顔が浮かぶお一人お一人の真心が
出会いやふれあいのかけがえのなさが
今だから
より鮮やかにわかる。


実は
ものすごーく
濃い幸せの日々だったんだなぁ・・・。





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