狸  森  日  記

                 ムジナnoモリnoクラシカタ

今夜は七夕

2010-07-07 03:49:45 | ひとりごと


長崎物語・・・という長崎のお菓子屋さんが、昔住んでいた家の前に
有った。そこの菓子の中に「おたくさ」というのが有って、美味しい
菓子だった。オタクサは長崎では紫陽花のことをそう呼ぶそうだ、過去
のブログに「おたくさ」の由来を書いたのでここでは省きます。
その菓子箱に、丁度写真のような淡い紫陽花が印刷されていましたね。


季節は巡り、早や7月。「七夕」です。
織姫と彦星が1年に一度出会うとされる「天の川」、今の所天気は晴れ・・・
の予報なので、運が良ければ見られるかもしれませんね。


子供の頃は、朝一番に里芋の畑に行き、葉の上に貯まった露を硯に移し
炭を摺って短冊に願い事を書いた記憶が蘇りますが、残念ながら願い事の
内容までは記憶に残っていません。


移ろいやすきは「人心」とか申します。
せめて1年にい1度は会いたいものだね・・・なんて約束をしても、諸事都合
から敢えなく反故・・・なんてのが世の常です。お互いに死んだ後はせめて
墓参りくらいはしようね、なんて約束も、矢張り反故となり、今は連絡
しても、返事すら反って来なくなりました。それでも30年くらいは1年に
1度は続いたんです。


どちらが悪い・・・という訳では無く、お互いの立場が、環境が変化した為
だと思っています。ふと、七夕に、昔の事を思い出してしまいました。
風の便りすら届かなくなりました。ご先祖の墓所は長崎の香焼です。
それだけは聞いていましたから、20年くらい後まで僕が生きていたら、生き
ていたら・・・訪ねてみたいと・・・僕が勝手に「反故」だと思っているだけかも
知れません。