西京極 紫の館

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コロラド・キッド スティーヴン・キング/著 文藝春秋

2024年10月31日 20時58分24秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
海辺に出現した死体の謎をめぐる「コロラド・キッド」、恐怖と幻想の直球ホラー「ライディング・ザ・ブレッド」という長らく入手困難だった“幻の名作“2篇を収録!体重が減りつづける怪現象に悩まされる男を描く、本邦初訳の中篇「浮かびゆく男」を加えた、日本オリジナル中篇集。ファン必携の逸品!

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ドラマ性 ☆☆☆☆★
  独創性 ☆☆☆★★
 読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
キング作品の中でも一風変わった味わいのある3つの中篇が収録されている。いずれも従来のスーパーナチュラルなホラーではない。ネタバレしない範囲でそれぞれに一言レビューしておこう。

浮かびゆく男:似た題材で『痩せゆく男』という話をキング(別名義R.バックマン)が書いているがそれは純然たるホラー。こちらは設定こそ似ているがホラーではなくヒューマンドラマ。どんどん体重が減っていく男の迎えるラストはちょっと切なくも清々しい。
コロラド・キッド:過去に移動不可能な場所で発見された死体の謎を追う2人の老記者とその2人から事件の話を聞く新米女性記者。3人の会話形式で話は進みやがてラストを迎えるのだが…このオチに納得出来るか否かで評価が分かれそう。僕はOKでしたw
ライディング・ザ・ブレッド:この作品はこのブログで過去にレビューしているのでそちらをご覧ください。

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