ホリック xxxHOLiC 監督/蜷川実花

【主演】
　神木 隆之介
　柴咲 コウ
　松村 北斗
　玉城 ティナ

【ストーリー】
人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が見えてしまう男子高校生・四月一日君尋（ワタヌキ・キミヒロ）。その能力のせいで孤独な人生を歩んできた彼は、能力を消し去って普通の生活を送りたいと願っていた。そんなある日、一匹の蝶に導かれて不思議な“ミセ”にたどり着いた彼は、妖しく美しい女主人・壱原侑子（イチハラ・ユウコ）に出会う。

【西京極の評価】
映像としてはキレイなんだけどソレだけの映画。キャラの描き方が浅く上滑りしていて、神木クンが頑張って演技すればするほどワタヌキ君というより神木クンが前面に出てしまってる。それは柴咲コウの侑子も同じ。お話も盛り過ぎで説明不足。事前に原作コミックやアニメ、過去のドラマ版のいずれかを観て予備知識を得ておかないと「なんのこっちゃ？」となってしまう。ホントに蜷川実花って監督サンは綺麗な絵が撮りたいだけの人なんだなと再認識させられた。

【総合評価】　☆☆★★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆★★★★
　演出/演技　☆☆★★★
　映像　　　　☆☆☆☆★
　音楽/音響　☆☆★★★

かなり前だけどWOWWOWで『ホリック』がドラマ化された事があって、個人的にはこちらの出来が良過ぎて、どうしてもソレと比べてしまって違和感が拭えなかったのも評価を下げたかな。このドラマ版では侑子サンを杏が、ワタヌキを染谷将太が演ってて、二人ともハマってた。百目鬼役も東出昌大で不愛想なところがピッタリだった。エンディング曲も蜷川版ではセカオワだけど、ドラマ版ではアニメ版と同様にスガシカオ。色んな点で原作へのリスペクトがドラマ版の方が勝ってたんだよね～。

ドラマ版の似たアングルの写真があったので載せておきます。コッチの方がイイよね？