
【紹介文】
高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は認知症を疑われている。事故を取材するライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇妙な風習の残る村・埜ヶ谷村を訪ねるが……。「この村はおかしい。皆で何かを隠している」。関係者や村の過去を探る取材の末に、律は衝撃の真相に辿り着く 。横溝賞出身作家が放つ迫真の社会派ミステリ。
【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
ドラマ性 ☆☆☆☆★
独創性 ☆☆★★★
読み易さ ☆☆☆☆★
【西京極の読後感想】
2019年に池袋で起きた高齢者ドライバーの事故には当時衝撃を受けた。加害者が元高級官僚だったこともあったが、その弁明が「自分は操作を間違っていない。車が誤作動したのだ」という内容だったのには本当に怒りがこみ上げた。そんな高齢ドライバーの問題がテーマだと思って読み進めていくと、どんどん話は意外な方向に展開していって…。小説のラストには賛否が分かれそうな気もするが、高齢者の認知症となるとその判定は難しく、こういう結末が一番納得感あるのかもと思いました。
高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者の老人は認知症を疑われている。事故を取材するライターの俊藤律は、加害者が住んでいた奇妙な風習の残る村・埜ヶ谷村を訪ねるが……。「この村はおかしい。皆で何かを隠している」。関係者や村の過去を探る取材の末に、律は衝撃の真相に辿り着く
【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
ドラマ性 ☆☆☆☆★
独創性 ☆☆★★★
読み易さ ☆☆☆☆★
【西京極の読後感想】
2019年に池袋で起きた高齢者ドライバーの事故には当時衝撃を受けた。加害者が元高級官僚だったこともあったが、その弁明が「自分は操作を間違っていない。車が誤作動したのだ」という内容だったのには本当に怒りがこみ上げた。そんな高齢ドライバーの問題がテーマだと思って読み進めていくと、どんどん話は意外な方向に展開していって…。小説のラストには賛否が分かれそうな気もするが、高齢者の認知症となるとその判定は難しく、こういう結末が一番納得感あるのかもと思いました。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます