あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
元日国立で年始の挨拶をサポーター仲間でかわせる幸せ。
サッカーファンにとっての最高のお年玉は天皇杯決勝進出。
そしてここまで俺達を連れてきてくれた選手には
俺達の応援で勝利を呼び込み、
優勝という勲章をプレゼントしてやりたい。
大晦日23時、JR京都駅バス乗場をサポーターバス10台出発。
その他にも自家用車で国立を目指すサポも多数。
想いは一つ、天皇杯優勝。
国立到着は午前7時。空は曇天小雪の舞う寒い夜明けだ。
開門が8時半、開場は11時30分だが、バスの中で待ちきれず
途中鹿島サポらしき人々の徹夜組テントが並んでいるのを横目に
サンガ側応援席のある代々木門へ向かう。
サンガ側にも関東在住のサポ仲間が既に列を作っていた。
みんな初の元日国立でやや興奮気味。
サポの用意してくれた即席の炊き出し雑煮で寒さをしのぎやがて開門。
開門してもスタジアム入りまでにはまだまだ時間がある。
場所獲りをしておいてから必勝祈願の為、明治神宮へ向かう。
時間がまだ早いせいか参拝客はそれほど多くはない。
参拝者の中にはチラホラ鹿島サポらしき人も…もちろん京都サポも。
「なにとぞ京都に勝利を!」
想いよ届けとお賽銭を奮発!100円。(大した事ない?気持ち気持ち!)
さらに願掛けの意味で破魔矢を購入。これを応援旗に括り付けて鹿退治!
途中東郷神社にも参拝し、明治天皇&東郷平八郎の力を受けいざ国立!
15分繰り上げ入場で11時15分にスタジアム入場。
この頃から天候が回復。お正月らしいやわらかい日差しが差してくる。
対面するホームゴール裏スタンドは続々と赤いユニで埋まってゆく。
サンガ側の純粋なサポーターは1000人程度か…
あとはアンチ鹿島のサッカーファンがこちらの陣営。
数では鹿島サポにはかなわないかもしれないが気持ちでは負けん!
行けっ、京都の若武者たち!
【サンガのスタメン&ベンチ】
GK:平井
DF:鈴木和、手島、角田
MF:冨田、斎藤、石丸、鈴木慎
FW:朴智星、黒部、松井
SUB:上野秀、辻本、中村、熱田、田原
【試合リポート】
【前半】
試合開始と同時に双方ともスピードのある攻撃を繰り出す。
中盤のルーズボールを奪うとすばやく前線へ。
ドリブル突破を狙うサンガに対して裏を狙う縦パスの鹿島か?
序盤は五分五分の展開。
サンガに変な気負いや緊張もなく普段通りのサッカーができている。
いける!いけるぞ、サンガ!
しかし過去2度の優勝経験を持つ鹿島がそのしたたかさで先制する。
前半15分。カズ(鈴木和)のマークをはずした柳沢が最終ラインを突破。
それにつられてフラフラとGK平井クンが前進してしまう。
(この辺の判断の悪さが平井クンの弱点…)
がら空きのゴールマウスに柳沢がゆる~いループシュートを放つ。
これをただ見つめるだけの平井クン…(あぁ~、なにやってんねん!)
そのシュートはゴールポストに跳ね返ったが
そこにヘッドで飛び込んだのは鹿島の点獲り屋エウレル。0-1。
格上・鹿島に先制されて意気消沈し崩れて大量失点…
よくあるパターンではそんなところだが今年の京都は違う。
中盤のルーズボールを勢いのある鹿島に奪われる苦しい時間帯も
勇気あるラインコントロールで鹿島FWをオフサイドで絡め獲る。
この状況の中、守備の要・テッシーのプレーが冴え渡り、
耐えたサンガは前半の失点を1で抑え、後半に望みを賭ける。
【後半】
後半開始早々サンガは怒涛の反撃を開始する!
前半の劣勢が嘘のようにピッチ全体で積極的なプレッシャー。
鹿島は徐々に「受け」の体勢になってゆく。
鹿島は中盤に上げていたアウグストをDFラインまで下げるが
これがサンガの若きサイドアタッカー冨田の右サイド蹂躙を許す事になる。
♪サンガ、GO GO GO! サンガ、GO GO GO!(ヘイッ!)
サンガ GO GO! サンガ GO GO! サンガ GO GO GO!♪
一点負けている事を忘れさせてくれるサンガの攻勢に沸きあがるサポ。
そしてそれを止める為に鹿島にファウルが頻発し始める。
サンガにチャンスがおとずれたのもそんなファウルから。
冨田(だったはず)が倒されてもらった右サイドからのFKを
慎吾がほぼゴール正面に絶妙のクロスを上げる。
それをなぜかノーマークだった朴が走り込んでジャンプ一発。
競り合いにきた鹿島選手二人の間を乗り越えてヘッドで同点ゴール!!!
♪パクチッソンゴール!ゴーゴーゴーゴー!
パクチッソンゴール!ゴーゴーゴーゴー!♪
この大会を最後にサンガから旅立つ朴への最後の得点コール!
サンガサポーターはお祭り騒ぎ!もはや勝ったような喜び様…
確かに流れは確実にこっちのものだ!行け行けサンガ!!!
ここからは攻めるサンガ、守る鹿島の構図がより鮮明になる。
流れを引き戻そうとする鹿島に反撃の隙を与えない「若さ」と「勢い」。
それがリーグ戦でもサンガの武器だった。
鹿島の強者ゆえの「焦り」とプレスを受け続けた「疲れ」。
やがて脚が止まり苦し紛れのロングパス戦法。それはサンガの思う壺。
後半35分、選手の疲れがピークに達し最も危険な時間帯。
鹿島の不用意なパスをインターセプトした松井が逆サイドの黒部へ鋭いパス。
左へ流れながらドリブルで持ち上がった黒部は中央に切れ込んだ慎吾にパスし、
それをワンツーで貰い直す。(流れるようなプレーだった…)
そして相手DFをかわしつつ左足から放たれた強烈なシュートは…
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォゥル!!!!!!!
我らがエース黒部がこれ以上ない美しい逆転ゴールを決め2-1とした!
もうスタンドはパニック状態だ!
やった!やった!やった!やった!やったーぁっ!!
あとは終了のホイッスルが鳴るのを待つだけのサンガ祭り。
残り時間を上手く使う老練さはサンガにはない。
目いっぱい攻め続ける事で勝利を呼び込むその若さゆえの不器用さが
俺達サンガサポにとってはむしろ誇らしい。
そんな不器用な勢いに代表GKであるはずの曽ヶ端までもが戸惑い
黒部に対し不必要なファウルで一発レッド、退場。
そして…全員で攻め続けた試合は終了した…あとは歓喜のみ。
俺達の誇り京都パープルサンガ。
彼ら「紫の勇者」に相応しい勲章…天皇杯優勝。
ありがとうサンガ。
そして…おめでとうサンガ。
今はこの喜びに浸ろう…そしてさらなる高みを目指して。
【試合結果】 鹿島1-2京都
【観客数】 50526人
【得点者】
鹿島:エウレル15
京都:朴智星50、黒部80
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:平井6
DF:鈴木和6.5、手島7.5、角田6.5
MF:冨田6.5、斎藤6、石丸6.5、鈴木慎6
FW:朴智星7(87分熱田-)、黒部8.5、松井6.5
本年もよろしくお願い致します。
元日国立で年始の挨拶をサポーター仲間でかわせる幸せ。
サッカーファンにとっての最高のお年玉は天皇杯決勝進出。
そしてここまで俺達を連れてきてくれた選手には
俺達の応援で勝利を呼び込み、
優勝という勲章をプレゼントしてやりたい。
大晦日23時、JR京都駅バス乗場をサポーターバス10台出発。
その他にも自家用車で国立を目指すサポも多数。
想いは一つ、天皇杯優勝。
国立到着は午前7時。空は曇天小雪の舞う寒い夜明けだ。
開門が8時半、開場は11時30分だが、バスの中で待ちきれず
途中鹿島サポらしき人々の徹夜組テントが並んでいるのを横目に
サンガ側応援席のある代々木門へ向かう。
サンガ側にも関東在住のサポ仲間が既に列を作っていた。
みんな初の元日国立でやや興奮気味。
サポの用意してくれた即席の炊き出し雑煮で寒さをしのぎやがて開門。
開門してもスタジアム入りまでにはまだまだ時間がある。
場所獲りをしておいてから必勝祈願の為、明治神宮へ向かう。
時間がまだ早いせいか参拝客はそれほど多くはない。
参拝者の中にはチラホラ鹿島サポらしき人も…もちろん京都サポも。
「なにとぞ京都に勝利を!」
想いよ届けとお賽銭を奮発!100円。(大した事ない?気持ち気持ち!)
さらに願掛けの意味で破魔矢を購入。これを応援旗に括り付けて鹿退治!
途中東郷神社にも参拝し、明治天皇&東郷平八郎の力を受けいざ国立!
15分繰り上げ入場で11時15分にスタジアム入場。
この頃から天候が回復。お正月らしいやわらかい日差しが差してくる。
対面するホームゴール裏スタンドは続々と赤いユニで埋まってゆく。
サンガ側の純粋なサポーターは1000人程度か…
あとはアンチ鹿島のサッカーファンがこちらの陣営。
数では鹿島サポにはかなわないかもしれないが気持ちでは負けん!
行けっ、京都の若武者たち!
【サンガのスタメン&ベンチ】
GK:平井
DF:鈴木和、手島、角田
MF:冨田、斎藤、石丸、鈴木慎
FW:朴智星、黒部、松井
SUB:上野秀、辻本、中村、熱田、田原
【試合リポート】
【前半】
試合開始と同時に双方ともスピードのある攻撃を繰り出す。
中盤のルーズボールを奪うとすばやく前線へ。
ドリブル突破を狙うサンガに対して裏を狙う縦パスの鹿島か?
序盤は五分五分の展開。
サンガに変な気負いや緊張もなく普段通りのサッカーができている。
いける!いけるぞ、サンガ!
しかし過去2度の優勝経験を持つ鹿島がそのしたたかさで先制する。
前半15分。カズ(鈴木和)のマークをはずした柳沢が最終ラインを突破。
それにつられてフラフラとGK平井クンが前進してしまう。
(この辺の判断の悪さが平井クンの弱点…)
がら空きのゴールマウスに柳沢がゆる~いループシュートを放つ。
これをただ見つめるだけの平井クン…(あぁ~、なにやってんねん!)
そのシュートはゴールポストに跳ね返ったが
そこにヘッドで飛び込んだのは鹿島の点獲り屋エウレル。0-1。
格上・鹿島に先制されて意気消沈し崩れて大量失点…
よくあるパターンではそんなところだが今年の京都は違う。
中盤のルーズボールを勢いのある鹿島に奪われる苦しい時間帯も
勇気あるラインコントロールで鹿島FWをオフサイドで絡め獲る。
この状況の中、守備の要・テッシーのプレーが冴え渡り、
耐えたサンガは前半の失点を1で抑え、後半に望みを賭ける。
【後半】
後半開始早々サンガは怒涛の反撃を開始する!
前半の劣勢が嘘のようにピッチ全体で積極的なプレッシャー。
鹿島は徐々に「受け」の体勢になってゆく。
鹿島は中盤に上げていたアウグストをDFラインまで下げるが
これがサンガの若きサイドアタッカー冨田の右サイド蹂躙を許す事になる。
♪サンガ、GO GO GO! サンガ、GO GO GO!(ヘイッ!)
サンガ GO GO! サンガ GO GO! サンガ GO GO GO!♪
一点負けている事を忘れさせてくれるサンガの攻勢に沸きあがるサポ。
そしてそれを止める為に鹿島にファウルが頻発し始める。
サンガにチャンスがおとずれたのもそんなファウルから。
冨田(だったはず)が倒されてもらった右サイドからのFKを
慎吾がほぼゴール正面に絶妙のクロスを上げる。
それをなぜかノーマークだった朴が走り込んでジャンプ一発。
競り合いにきた鹿島選手二人の間を乗り越えてヘッドで同点ゴール!!!
♪パクチッソンゴール!ゴーゴーゴーゴー!
パクチッソンゴール!ゴーゴーゴーゴー!♪
この大会を最後にサンガから旅立つ朴への最後の得点コール!
サンガサポーターはお祭り騒ぎ!もはや勝ったような喜び様…
確かに流れは確実にこっちのものだ!行け行けサンガ!!!
ここからは攻めるサンガ、守る鹿島の構図がより鮮明になる。
流れを引き戻そうとする鹿島に反撃の隙を与えない「若さ」と「勢い」。
それがリーグ戦でもサンガの武器だった。
鹿島の強者ゆえの「焦り」とプレスを受け続けた「疲れ」。
やがて脚が止まり苦し紛れのロングパス戦法。それはサンガの思う壺。
後半35分、選手の疲れがピークに達し最も危険な時間帯。
鹿島の不用意なパスをインターセプトした松井が逆サイドの黒部へ鋭いパス。
左へ流れながらドリブルで持ち上がった黒部は中央に切れ込んだ慎吾にパスし、
それをワンツーで貰い直す。(流れるようなプレーだった…)
そして相手DFをかわしつつ左足から放たれた強烈なシュートは…
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォゥル!!!!!!!
我らがエース黒部がこれ以上ない美しい逆転ゴールを決め2-1とした!
もうスタンドはパニック状態だ!
やった!やった!やった!やった!やったーぁっ!!
あとは終了のホイッスルが鳴るのを待つだけのサンガ祭り。
残り時間を上手く使う老練さはサンガにはない。
目いっぱい攻め続ける事で勝利を呼び込むその若さゆえの不器用さが
俺達サンガサポにとってはむしろ誇らしい。
そんな不器用な勢いに代表GKであるはずの曽ヶ端までもが戸惑い
黒部に対し不必要なファウルで一発レッド、退場。
そして…全員で攻め続けた試合は終了した…あとは歓喜のみ。
俺達の誇り京都パープルサンガ。
彼ら「紫の勇者」に相応しい勲章…天皇杯優勝。
ありがとうサンガ。
そして…おめでとうサンガ。
今はこの喜びに浸ろう…そしてさらなる高みを目指して。
【試合結果】 鹿島1-2京都
【観客数】 50526人
【得点者】
鹿島:エウレル15
京都:朴智星50、黒部80
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:平井6
DF:鈴木和6.5、手島7.5、角田6.5
MF:冨田6.5、斎藤6、石丸6.5、鈴木慎6
FW:朴智星7(87分熱田-)、黒部8.5、松井6.5
サンガ優勝の動画はどう探しても手に入りませんでしたので最高のお年玉です。
懐古趣味というかなんというか…ですが、
サンガサポにとってあの試合は数少ない良い思い出ですからね。
僕もVHSで録画したテープしか持っていないので
この機会にDVD録画し直したいと思っています!