西京極 紫の館

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水滸伝(十六・十七) 北方謙三/著 集英社

2008年03月02日 16時44分25秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
(十六巻・馳驟の章)梁山泊は戦によって、潰滅寸前にまで追い込まれていた。回復の時を稼ぐため、候健と戴宗が偽の講和案を持って高俅に近づく。また、晁蓋を殺した史文恭が再び動き出した。名を変え、商人になりすまし、次なる標的のそばで暗殺の機を待ち続けている。それに対し、公孫勝は袁明の首を狙っていた。堅牢な守りをかいくぐり、今、致死軍が青蓮寺を急襲する。
(十七巻・朱雀の章)童貫と鄷美が、怒濤の猛攻を開始した。董平率いる双頭山が総力を挙げて迎え撃つが、次々と同志は討たれていく。更なる禁軍の進攻を止めるため、侯健は偽の講和案を進めていた。巧みに高俅を信じさせるが、そこには思わぬ落とし穴が待ち受けている。一方、致死軍と高廉の軍の決戦が間近に迫っていた。闇の中で、両者は息を潜め、刃を交える時を待っている。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
   感動度 ☆☆☆☆☆
   実用度 ☆☆☆★★
  読み易さ ☆☆☆☆☆

【西京極の読後感想】
梁山泊VS青蓮寺、闇の諜報機関同士の暗躍に遂に決着。さらに最大最強の敵・童貫元帥の登場で梁山泊の好漢達が次々に斃れていく。いよいよ大河ドラマの終結に向けて登場人物の整理がなされている様です。しかし好漢一人一人の死に様を愛情を持って、丁寧に、ドラマチックに描いていくあたり、著者の熱い想いを感じられ、読み応えのあるパートとなっています。あ~もうすぐ終ってしまうんだなぁ…


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