西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

プレゼンス 存在  監督 / スティーブン・ソダーバーグ

2025年03月10日 22時20分22秒 | 西京極シネマ
【出演】
 ルーシー・リュー
 クリス・サリバン
 カリーナ・リャン
 エディ・メディ

【ストーリー】
崩壊寸前の4人家族が、ある大きな屋敷に引っ越してくる。一家の10代の少女クロエは、家の中に自分たち以外の何かが存在しているように感じられてならなかった。“それ”は一家が引っ越してくる前からそこにいて、“それ”は人に見られたくない家族の秘密を目撃する。クロエは母親にも兄も好かれておらず、そんな彼女に“それ”は親近感を抱く。一家とともに過ごしていくうちに、“それ”は目的を果たすために行動に出る。

【西京極の評価】
霊目線でストーリーが進行する一風変わったミステリー。心霊現象はちょこっと出て来ますが、この“霊”の正体が何者なのか?その目的は何なのか?それが本作の見所なので、ホラーでもオカルト映画でもない。そのジャンルの怖さを期待すると当てが外れます。リアリティを演出するためにBGMはなし。そのせいでちょっとダレるところもありますが、ソダーバーグにしては珍しい実験作ということでお好きな方はどうぞ!

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆★★★

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3/9 第5節 アビスパ福岡戦(京都・サンガスタジアム)

2025年03月09日 19時29分07秒 | サンガ観戦レポート2025
自分たちのサッカーさせてもらえず

前節アウェイ川崎F戦で今季初勝利を捥ぎ取ったサンガ。返す刀で今度はホームで連勝といきたいところ。本日ホームで対戦するのは昨年まで長谷部監督で堅守速攻を信条に好調を維持したアビスパ。今季は町田コーチだった金明輝を招聘。過去のパワハラ問題を嫌ったサポーターが抗議文をクラブ側に提出したり、一部企業がスポンサーを降りるなどゴタゴタしていた。ウチもキジェさんを監督に迎えるにあたって強圧的なチーム運営に難色を示すサポもいた。僕個人は過去に問題があっても、結果を残す事でその声を払拭していくしかないと思っている。実際キジェさんはサンガを12年ぶりにJ1へ戻してくれたし、この4年J1に残留させてくれている。きっと金監督も「キジェんとこには負けたくない!」と思っているだろう。さぁ誰が呼んだかパワハラダービー開幕です!ww

今週はずっと雨続きの天候だったけど、試合当日の亀岡はスカッと快晴。これで勝てればさらにスカッと爽快なんだけどな~。いつも通りネコのしっぽデニッシュパーサくん味を食べてからSANGA LABブースで前節験担ぎ成功したボンフィンキーホルダーを本日も事前購入。ついでにFly High推しカードも買ってみた。誰のカードかは帰宅してからのお楽しみ。

【サンガのスタメン】
 GK: 太田
 DF: 須貝、宮本、鈴木、佐藤
 MF: 川﨑、福岡、平戸
 FW: 奥川、エリアス、原
 SUB: 圍、ウィリアム、アピアタウィア、ペドロ、米本、松田天、中野、平賀、長沢

前節からの変更はベンチメンバーがソンユンが外れて圍が入っただけ。他は前節のまんま。やっぱりマルコはまだダメか…。そろそろ大智にもゴールが欲しいところやけど…

試合前、おなじみゲスト森脇健児がピッチ上でトークショーを披露。サンガを持ち上げるのはまぁ良いとして、対戦相手のアビスパやアビサポをイジるのは止めて欲しい。そういう下品な振る舞いは京都っぽくありまへんえ。

【試合感想】
どこが悪いって訳じゃないが、サンガらしいサッカーはさせてもらえなかったな、と。

アビスパは守備ラインを低くして裏抜け防止した上で、サンガの3トップに対して数的優位を作ってハイプレスを回避する作戦。コレに見事ハメられた。まったく前からプレスがかからない。それならばとしきりにサイドチェンジを多用して守備を混乱させようと揺さぶりをかけるもアビスパの守備は微動だにせず。いたずらにペナルティエリアの外で左右にボールを行き来させるばかりで中央のハファへ良いボールを供給出来ないまま時間が過ぎていく。これって所謂“ボールを持たされている”状態…だよね。

一方アビスパの方は縦へのロングボールを放り込んで来て、高い位置を採っていたサンガの両サイドバックの裏スペースをガンガン突いて来る。シュートまで持って行けないサンガに対してアビスパは精度こそイマイチながらシュートを放ってはいる。う~んよろしくないッスな。

そんなよろしくない状態が後半も続き、ついに耐えていたサンガ守備に綻びが…。後半20分、紺野のドリブル突破を許し、ゴールを決められてしまった

その後、交代カードを切って若干盛り返した感はあったが、ゴールに迫るまでには至らず。アディショナルタイムのラストワンプレーでハファが放ったヘディングシュートが枠を外した瞬間に負け確定。前節川崎戦とはまったく逆の状況をアビスパに作られまたしてもホーム初勝利はおあずけとなった。

【試合後】
パワハラダービーは金明輝に軍配。サンガは決して悪くはなかったが、良くもなかった。今年のサンガはボールを持たされて引いて縦ポンされると上手くいかないな。現状ではこれを打開する策が出て来ないんだな、キジェさんからは。こんなとき個人技で打開してくれるマルコがいれば…ううう。

ボンフィンキーホルダーの験担ぎ、あっさり2回目にして破綻しました。


【試合結果】 京都0-1福岡

【観客数】 11,535人(ビジター席6割しか埋まらず。ギリ1万人越えもなんだかな~)

【得点者】
 福岡 : 紺野65

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK: 太田6.5
 DF: 須貝6、宮本5.5(67分 ウィリアム5.5)、鈴木6、佐藤5.5
 MF: 川﨑5.5(67分 ペドロ5.5)、福岡5.5、平戸5.5(73分 中野5.5)
 FW: 奥川5(73分 平賀5.5)、エリアス5.5、原5.5(78分 長沢5)

【今日の私的MOM】
 太田 岳志 : 紺野のゴールを許すも前半1本、後半1本決定機阻止の好セーブ見せた

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新星目録(2025)  星街すいせい

2025年03月08日 16時51分37秒 | 西京極サウンド
今回もVチューバ―のアルバムをご紹介。

つい先頃念願だった武道館単独ライブを実現したhololive所属の星街すいせい  その彼女が武道館ライブに先駆けて1月22日にリリースしたのが今回ご紹介する3rdアルバム『新星目録』です。

サビの特徴的な歌詞「♪BIBBIDI BOBBIDI BOOWA(BIBBIDI BOBBIDI BOOWA Yeah)こんがらがっても仕様がない ガラスシューズで踊るTONIGHT♪」と、これまた特徴的なダンスの振付けが話題になり昨年大ヒットした『ビビデバ』を収録。もちろんこの『ビビデバ』は素晴らしいんですが、その他の曲もそれぞれ違ったテイスト、違った歌い方で色々な魅力を感じられる構成になっています。彼女の魅力は兎にも角にもその歌の巧さと表現力。ちょっとAdoっぽかったり、Superflyっぽかったり、AIっぽかったり…星街すいせいって人は多彩な声色、歌唱法を体得しているのだなぁと感心します。さらに歌い手としてだけではなくこの人曲も詩も自作出来るのです。自身が作詞作曲したのがこのアルバムのラストを飾る『綺麗事』。切ない恋に悩む乙女心を美しいメロディと歌詞で聴かせてくれています。

 01.先駆者
 02.ビビデバ
 03.AWAKE
 04.ビーナスバグ
 05.Caramel Pain
 06.ムーンライト
 07.DEADPOOL feat. 花譜
 08.レクイエム (星街すいせい ver.)
 09.ザイオン
 10.繭と心
 11.綺麗事

配信活動中心の他のホロメンとは一線を画した本格派の女性シンガー、アーティストとしてすいちゃんにはこれからもどんどん自作の曲を発表、ライブ活動をしていってもらいたいですね。

ANORA アノーラ  監督 / ショーン・ベイカー

2025年03月06日 22時23分39秒 | 西京極シネマ
【出演】
 マイキー・マディソン
 マーク・エイデルシュテイン
 ユーリー・ボルソフ
 カレン・カラグリアン
 バチェ・トブマシアン

【ストーリー】
ニューヨークでストリップダンサーをしながら暮らすロシア系アメリカ人のアニーことアノーラは、職場のクラブでロシア人の御曹司イヴァンと出会い、彼がロシアに帰るまでの7日間、1万5000ドルの報酬で「契約彼女」になる。パーティにショッピングにと贅沢三昧の日々を過ごした2人は、休暇の締めくくりにラスベガスの教会で衝動的に結婚するが…

【西京極の評価】
本年度のアカデミー作品賞・監督賞・脚本賞・編集賞そして主演女優賞を総なめにした作品という事で観たのですが…正直どこが評価されたのか良く解りませんでした。もちろん主演のマディソン嬢は最優秀主演女優賞に相応しい体当たり演技でしたが、お話としてはバカップルがお決まりの顛末になるというだけに思えてモヤっとしました。日本人の僕には理解できないテーマがあるのでしょうか?いくら考えても解らない。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN  監督 / ジェームズ・マンゴールド

2025年03月03日 20時33分21秒 | 西京極シネマ
【出演】
 ティモシー・シャラメ
 エドワード・ノートン
 エル・ファニング
 モニカ・バルバロ
 ボイド・ホルブルック

【ストーリー】
1961年の冬、わずか10ドルだけをポケットにニューヨークへと降り立った青年ボブ・ディラン。恋人のシルヴィや音楽上のパートナーである女性フォーク歌手のジョーン・バエズ、そして彼の才能を認めるウディ・ガスリーやピート・シーガーら先輩ミュージシャンたちと出会ったディランは、時代の変化に呼応するフォークミュージックシーンの中で、次第にその魅了と歌声で世間の注目を集めていく。

【西京極の評価】
音楽が世界を変えることが出来た時代の物語。まさに自分の作った楽曲と歌声で時代を変えていったBD。この手のアーティストの自伝モノだと成功から転落までを描いたものや、知られざる影の部分を描いたものが多いが、本作のBDについてはそれはない。彼の活動はすべて周知のもので、まさに時代を切り拓いていく孤独な戦いをひたすら描いている。ティモシー・シャラメがその孤高の天才が乗り移ったかのように自然に演じています。ちょうどアカデミー賞発表当日の鑑賞であり、本作はノミネートのみに留まったが、素晴らしい作品であることは間違いない。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆☆☆

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