半世紀も前の記憶が今でも鮮明に思い出される。
年をとったものだと感じる一方、気持ちは変わらない。
山を持っていたこともあって祖父に連れられて山に入ったものだった。今では信じられない
ことだけれども昼食はご飯だけ持っておかずは秋だけれども採取した松茸だった。七輪で焼い
て醤油をかけて食べる松茸の味は今も忘れられない。
ところで少し山を経験した今、里山をじっくり散策をしたい衝動に駆られている。
今回正岡子規と夏目漱石が訪れた白猪ノ滝から地図無しで谷を詰めることにした。
無謀と叱られるかもしれないが昔には地図はなかった。
当時コンパスもなかったけれども地図を頭に叩き込んでコンパスを頼りに山行をする興奮は
なかなか味わえないものだと思う。目印を付けながら自然と向き合うことは動物的感覚を
呼び起こすことになる。
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