くるま走ってたの!ANNEX

小田急線を中心とした鉄道写真と電車に関する色々な話題、カメラの話、などなど、ゆるーく書き散らしています。

ようこそ!& このブログについて

『くるま走ってたの!』へようこそおいでくださいました!
管理人兼エディター兼カメラマンの、のぼたパパでございます。

■ブログ移転のおしらせ
『くるま走ってたの!』は、2018/1/1からFC2ブログにお引越ししました。
最新記事はこちらを覗いてみてくださいませ。

■ご注意!
このエントリは“ご挨拶エントリ”ですので、常にトップに置いてあります。
最新記事は2番目↓にありますヨ!

■ここはこんなブログですよ
・このブログでは、小田急線を中心とした鉄道写真とカメラの話題、ときどきお出かけ話やクルマの話題などをつらつらと書いております。
・オーナーは43歳2男の父かなりヲタ属性、その実意外と深いトコロまでは知らなかったりして...なので資料的価値等はお求めになれません、鉄道マニアでない方も大歓迎!
・ちょこっとコメントなど頂けたら嬉しいです。はじめましての方もご遠慮なくどうぞ!
・勘違いや気になるところ、お気づきの点がありましたらご指摘いただけると助かります。
・あまり気張らず更新しております。しばしば予告なく更新休眠状態に陥りますが、見捨てず長い目でお付き合いくださいませ。

■おしながき
このブログのおもな内容です!
撮り鉄の話[小田急編] 白地に青ストライプでお馴染みの小田急線の写真あれこれ。本ブログのメインコンテンツです。
撮り鉄の話 小田急線以外の電車の写真の話はこちらに。関東近辺の私鉄の電車が好物ですよ。
鉄な話 写真以外の鉄道に関わる色々はこちら。
鉄なニュース 鉄道会社のニュースリリース拾い読み。
カメラについての雑記帳 キャノン党歴25年のカメラマニアの世迷い言。
Weblog ときどき、雑多なお話を。

■ゲストブック
ゲストブック ご感想など、ぜひ! 〔Yahoo!ブログのゲストブックを利用しています〕

■ご注意
・リンクフリーです。
・写真、本文の転載は禁止いたします。

■閑話休題
ちなみに私は見た感じこんなヤツ↓です。

冴えねーなぁ。
手前のデカ頭は次男坊、撮ったのは長男坊。
7004Fは何度見ても美しい...

EOSユーザーとしての超望遠レンズ考

2008-05-13 23:02:28 | カメラについての雑記帳
シグマの化石みたいなゴーヨンゴーにを手に入れたついでに。
キャノン(EOS)ユーザーの立場から、超望遠レンズの選択について思う事をつらつらと書き連ねてみたいと思います。
思い込みもあると思いますので、認識間違いなどあればどうぞご指摘ください。

キャノンユーザーが超望遠レンズを使おうとすると、どうしてもコストがかかってしまいます。
特に500mm超の領域において顕著です。
選択肢がとても限られていて、リーズナブルに手に入れることが出来ません。
『素人は使うな!』という天下のキャノン様の下達なのかもしれませんが、素人にだって超望遠を使いたい人はいます。
撮り鉄の現場に行くと、500mmカバーのズームレンズを持った人をたくさん見かけます。鳥や飛行機やモータースポーツも同様です。
素人層にも超望遠のニーズはあるんです、メーカーが目を向けようとしないだけで。
まあ、超望遠の選択肢が貧弱なのはキャノンだけに限った話ではないんですけど。

500mm付近の焦点距離を実現しようとしてまず真っ先に考えられるのは、EF300mmF4L ISに×2テレコンを使用する方法。
コスト的には10万円台とリーズナブルです。
ただし600mmF8となりAF不可能、ファインダーも暗くMFしづらく、シャッター速度の面でも不利。実用的でありません。
私の所有する旧製品EF300mmF4Lでも事情は同じことです。
大昔にこのレンズを買った頃、ケンコー製2倍テレコンと併用して低画質にがっかりしたことがあります。
ちなみに×1.4+×2の2.8倍で撮影した写真は、もはや開き直りに近い不思議な味わいがありました…とても常用する気にはなりませんでしたが(笑)。

EFサンニッパを選べば機能面はそれなりに満足できます。×2エクステンダーでもAFは可能で、画質もまあまあ。
問題は価格です。
IS付き現行製品は50万円近くしますので、そうおいそれと手を出せる代物ではありません。
ISなしの旧型は、中古品が20万円台前半で出回っていますので性能比だけで考えればリーズナブルですが、大きな問題があります。
有名な“修理不能問題”です。
ISなしの旧型EFサンニッパは、フォーカス機構部の部品在庫がすでに払底していて、USM機構部が壊れた場合には修理不能になってしまうそうです。
困ったことに、AFが出来ないだけならまだしも、MF時もUSMを使ってフォーカス動作を行うという独特の構造上、AF/MF問わずまったく使えなくなってしまうのです。
旧型のUSM機構部の耐用時間は一説には2000時間とも言われますが、Ⅲ型でも製造中止から7年以上、ちょっとヘビーに使えばそのくらい簡単に経過してしまっているはずです。
あまりにもユーザー軽視の姿勢に怒りを禁じ得ませんが、無理なものは諦めるしかありません。
そんなわけで、20万円の旧型サンニッパ中古というのはとんでもなくリスキーな選択となってしまい、現実的ではありません。

レンズメーカー製サンニッパに目を移しても、状況は好転しません。
入手しやすさからするとシグマがいちばんだと思います。
現行でサンニッパをラインナップしているのはシグマだけです。APO 300mm F2.8 EX DG/HSMが30万円を切る程度の価格帯。ちょっと高いです。
DG化以前まで含めた中古品なら価格がこなれていますが、タマ数は少なく入手困難です。
'90年代のシグマ旧製品になると、これまた有名なEOSデジタル対応問題が生じるので、中古価格が安くてもちょっと手を出しづらいものがあります。シグマが悪いのかキャノンが悪いのか知りませんが、これもまたキャノンがユーザーの立場でモノを考えていない事を象徴するエピソードのように思います。

トキナー、タムロンにもサンニッパがありましたが現在はラインナップから落ちています。
旧製品のEOSマウントはタマ数が少なくて手を出しづらいです。あっても意外と高かったりします。
トキナーのATX-328あたりは、現代に蘇ったらかなり売れるレンズだと思うのですが...サンニッパにしてあのコンパクトさは今見ても素晴らしいものです。EFもニッコールもサンニッパはすっかりメタボリックレンズになってしまっているので、なおさらそう見えてしまいます。

変わったレンズとして、シグマの120-300mmF2.8というのがあります。
テレコン併用で240-600mm。キャノンやニコン純正では絶対にあり得ないズームレンズになります。
DG化された現行品は40万円ちょっと下という価格帯ですが、DG化以前のモデルであれば中古価格もこなれており20万円程度で手に入ります。
実は私はけっこう真剣に考えたのですが、大きな欠点が1つ。
テレ側の周辺減光が激しいのです。Web上でサンプル画像を探して見て歩きましたが、かなり光量落ちします。私はフルサイズ前提なのでこれは頂けません。
しかしこれは×1.6や×1.3なら無問題な話。
惜しいなぁ...遠い将来、買ってしまいそうな気がするレンズの筆頭です(笑)。

500mm、600mmクラスのレンズは、選択肢が限られる上に高額です。
EF500mmF4L、EF600mmF4Lともに素人が趣味用に買うには高すぎます。
EF500mmF4.5L、初代EF600mmF4Lを中古でという選択は、中古でも高額だし、旧型サンニッパと同様にUSM修理不能問題があり、あまりにハイリスクです。
レンズメーカー製だとシグマが500mmF4.5をラインナップしていますが、新品はちょっと高いです。中古なら20万円前後が相場のようですが如何せんタマ数が少ない。

視点を変えて、同じキャノンでマウント違いのFDレンズならどーだ?という選択肢もあり得ます。
FDマウント切り捨てについては語り尽くされた感があるので私は何も言いませんが...
世の中にはFD-EOSアダプタなとという珍妙な製品がおいでおいでと手招きしていますね。
FDレンズなら500mmF4.5でもかなり値がこなれているし、レンズメーカー製レンズまで含めたら選択肢はぐんと広がります。
万一故障しても、東京カメラサービスあたりに頼めばなんとか修理できるでしょう。
問題は使い勝手。
マニュアルフォーカスは慣れ次第なのでともかく、実絞り撮影になるので露出決定が難しいのが難点です。
また市販のFD-EOSアダプタは性能的にイマイチのようです。エレフォト製の製品がわりと良いようですが、本来のレンズ性能は出せないらしい...フランジバックの違いを吸収するためのコンバージョンレンズが入っている事が理由のようですが。
あと、写真を撮るのではなく“FDレンズをEOSで使うこと”が目的になってしまうそうなのも問題だったりします(笑)。

FD-EOSアダプタを調べていた時に当然のように目に付いたのが他社マウントアダプタ。
つまり他社製レンズをEOSで使うという方法。
EOSの視点で見たらFDは他社レンズみたいなものですし、あり得ない選択ではないです。
特に気になるのがニッコール-EOS変換アダプタ。
ニコンFマウントの大口径望遠の中古品は、純正/レンズメーカー製を問わず数多く出回っています。
AFでもボディ側モーターのタイプなら安いですし、MFを厭わずAi化以降の個体で考えたらタマ数豊富で選び放題です。400mmF3.5というとんでもなく魅力的なレンズもあります。
また、フランジバックの短いFDと異なり、ニンコマウントはEF変換アダプタのみで中間レンズを介在させずに本来の性能で使える点にもたいへん心惹かれます。
使い勝手はFD-EOSと同様の不便さなのに画質はニッコールの方が上! 最近のキャノンのユーザー無視の態度を嗤うかのごとき愉快な話じゃありませんか(くれぐれも私はキャノン党です)。
実は私もちょっと真剣に考えました。
…でもやめました。
仮にニッコールサンニッパを手に入れたとすると、勢い余ってD2Xあたりを追加で買ってしまいそうなので。ニコンの中級機以上のボディって本当に造りが良いですよね。羨ましいです。

シグマ、タムロンには、500mmまでカバーしているズームレンズが何本かあります。
現行品で行くと、シグマ50-500mm、150-500mm(これは近日発売ですか)、タムロン200-500mmがあります。
評判を聞くと、安くてそれなりに写るヨ、というのが大方の意見。
実際どうなんでしょう?
私としては、もうちょっと高くても良いからテレ端F5.6を実現して欲しいなぁというのが私の率直な印象です。

また、ズーム人気が絶大なのは分かるのですが、そこをあえて単焦点で出してくれないかなとも思います。
純正の大口径望遠は“性能自慢!”のスーパーレンズになってしまっていますので、その高性能のエッセンスを抽出して1段暗いレンズをリーズナブルに出してくれても良さそうなものですが、キャノンとニコンにはそういう発想がないようです。
そこでシグマ・タムロン・トキナーの出番です。
ぜひ、サンニッパに対する300mmF4の位置づけに相当するレンズを、ゴーヨンやヨンニッパでも作って欲しいものです。
実売20万円を切る価格帯で400mmF4とか500mmF5.6なんていうレンズを出したら、アマチュア層にけっこう売れると思うんですけどねぇ。もしも500mmF5.6が実売20万円で発売されたら、私なら即買ってしまいます。
30mmF1.4を出したシグマあたりなら出来そうなものですが。

いろいろ書いたら何を言いたいんだかよく分からなくなってしまいましたが、1つだけ間違いなく言えるのは「中途半端な気持ちでは超望遠に手を出すな」という事のような気がします。
うーん、中途半端な気持ちで手を出してみた私のゴーヨンゴー、いったいどうなっていくでしょうか?(笑)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする