くるま走ってたの!ANNEX

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ちなみに私は見た感じこんなヤツ↓です。

冴えねーなぁ。
手前のデカ頭は次男坊、撮ったのは長男坊。
7004Fは何度見ても美しい...

MPV V6/3Lへの乗り換え顛末記 [PHASE:2]

2008-09-26 21:27:50 | クルマの話
MPV乗り換え顛末記、その2。
乗り換えてみたら、こんなに違いました!

■エンジン

V6/3Lに搭載されるフォード製V6エンジンは、Web上に散見する情報からすると評判イマイチです。
しかし私には十分に満足できるものでした。
もちろん私が2.3L車のMZRエンジンを糞味噌にコキ下ろしている人間である点は割り引いて考えていただく必要はあるかと思いますが。

パワー面については不満なし。
スペック(210ps/29.7kg)から想像していた以上にトルクフル。日常域では床まで踏み込む必要をほとんど感じさせませんし、いざベタ踏みすると豪快に加速します。
2.3Lは常に5000rpm近くまでブンブン回してキックダウンを繰り返しながらの運転でしたが、V6/3Lではせいぜい常用3000rpm、ゆっくり走るなら2500rpm以下で事足ります。
ミニバンなんていうクルマは本来こういう走り方をするものだと思います。
回さずに走れるのですから騒音は最小限度。キックダウンの連続ともお別れ。車内の快適性は劇的に改善されました。
もちろん、MPVとしての基本構成は2.3Lと変わらず、ブレーキやサスペンションも同じものですので、エンジンパワーに任せて調子に乗って飛ばすと怖い思いをします。そういう行為(?)をするクルマではない事を肝に銘じておく必要はありそうですが、まあこの足ではスピードを出す気にはなれません。

エンジン音はあまり評判よろしくないですが、聞こえる音は紛れもなくV6のそれ、直4と比べたら断然スムーズで静か。こういう点はファミリーカーとしては大事です。
無論“エンジンサウンド”として聞いたらあまり褒められたものではありません。しかし趣味のクルマではないのでそんなのはどうでも良い事です。

燃費は普通に走って6km/L程度、夏場に入ってからの渋滞走行で5kmちょっと。高速道路をおとなしく丁寧に走ると9km/Lくらいまで伸びます。
この数値、いまどきの感覚だと「そりゃ酷い!」ということになるのかも知れませんが、私は特に問題を感じていません。
なにせ1.6tを超える鉄の塊をスムーズに動かそうというのですから、こんなものでしょう。
環境には優しくないけど、そもそもミニバンなんて環境に優しくない乗り物なんですから気にしたって仕方ありません、環境に配慮するならプリウスかインサイトを買えば良い。
ちなみに2.3Lは平均で7~8km/L走りましたので燃費的にはV6より良好でした。しかしあの酷い低性能ぶりを考えればあり得ない数字です。あの走りじゃ10km以上は走ってくれないと到底納得出来るものではありません。

■ミッション

V6/3Lのトランスミッションは5速ATが奢られています。
このミッションの評判もさんざんで色々叩かれているようですが、これまた私は特に問題を感じません...2.3L車が地獄の苦しみだったので、普通程度のモノなら何でもよく感じてしまう体質になってしまったのかも知れません、というのはともかく(笑)、ファミリーカーのミッションとしてはこれで十分でしょう。
むしろ2.3Lの4ATのシフト制御があまりにもお粗末だったせいで、大変スムーズなトランスミッションに思えてしまいます。
よく指摘されるエンスト現象は、ROMが対策品に交換されていたようで、今のところ(1年半経ちますが)発生しておりません。
不満なのはセレクタレバー、2.3Lと同じコラム型です。まあこればっかりはどうしようもありませんけど。

これは私の見当違いの思い込みかも知れませんがが、2.3Lにこそこの5ATが必要だったのではないでしょうか。
非力なエンジンで重い車体を転がす下位グレードにこそ多段のトランスミッションが最適です。多段AT=高級仕様=上位グレード、という短絡的思考では良い車は出来るわけがありません。
もちろん現在なら「CVTで万事解決!」と行きそうではありますが、クルマ作りの基本的な考え方としては何も変わっていないように思います。

■ハンドリング

直列4気筒のLW3Wに対して、LWFWはV型6気筒。
中間部以降がただの“箱”であるミニバンにとって、車両前部のエンジン重量増大がハンドリングに与える影響は大変なものです。
当然、2.3Lと比べるとハンドリングの軽快さはありません。

でも、ミニバンはファミリーカー。普通に走れることが大事であって、ハンドリングの軽快さなんてどうでも良い話です。
多少取り回しが重かろうが、ワインディングでの身のこなしが鈍重だろうが、まずは「普通に走れる」ならば何の問題もありません。
そんなことより、V6の余裕あるエンジンパワーによって激しいキックダウンとお別れ出来ることの恩恵のほうがはるかに大きいのです。
“ZOOM ZOOM”は、ハンドリング限定でなく走りの全体像として具現化して欲しいものです。
コメント
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