ちょっとした美術館にも負けないくらいの
素敵な空間ができあがっていました
自分の記憶の中にある展覧会って
単に作品をずらっと並べただけで
「芸術」って感じはなかったような
こういうのって図工の先生の
情熱とセンスによるのかな
とは言っても
大人が力を入れるばかりで
子供達が負担に思ってしまっては
しょうがないんだろうけど
息子達の小学校は
ちょうど良い感じであるような気がした
もちろん全校生徒にアンケートとって
気持ちを聞いた訳じゃないから
本当の所は分からないけど
長男が 「音楽 (の授業) はあまり・・・」 と言うのを聞くと
先生の影響ってやっぱり大きいのかなと思う
なんだか厳しいんだそうだ
楽しく歌うというよりは
きちんと正しく歌うことが求められてるようだ
僕は図工が苦手だった
絵を描くのは好きだったと思うけど
図工の授業は どうもうまくいかなかった
あまり良い評価をもらえなかったことも
少なからず影響していたと思う
でも中2の時に出会った美術の先生は違った
「なぜ僕はこの先生が好きなのか」 ということは
その時は分からなかったけど
というか
そんな事すら気にしていなかったくらい
単純に授業が楽しかったのだ
今になって考えると
多分その先生は
「好きなように作ればいいけど
気持ちをこめて作品と向き合えば
作り上げたいっていう気持ちが
自然と強くなるし
そうやって出来上がった作品からは
色んな事が感じられるようになる」
こんな風に直接言われた訳じゃないけど
多分そういうような事を
日々の授業の中で
何気ない会話の中で
教えてくれてたんだと思う
その先生の授業を受けられたのは
残念ながら1年間だけだった
3年になった時に
担当が変わってしまったのだ
でも僕の中では
間違いなく
好きな授業のひとつだった
そして更に残念な事に
「どんなに素晴らしい先生に出会ったからといって
素晴らしい芸術家になれるわけではない」
と言う事を僕は証明してしまったようだ