Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

最大の趣味+職業の音楽について熱く語ります。その他にライブのお知らせ、趣味の旅行&温泉巡りも。登録宜しくお願いします。

レコードに木工用ボンド・パック

2024年05月19日 09時03分00秒 | records/cds
先日買ったスタン・ゲッツの「At Large」というアルバム。結構な名盤で、録音も良いのだけど、どうもノイズが気になる…

そんな時は木工用ボンドでパックします。普通は中央レーベルを濡らさない様にして中性洗剤で洗うのですが、長年蓄積されたホコリはそれでは落ちない事が多々有ります。

やり方は簡単。まずはターンテーブルを回転させて盤上にボンドを流し込み、指で延ばします。


そして、完全に乾燥させます。夏場の暖かい日なら2時間ほどで、真冬なら半日以上かけて透明になるまで乾燥させる必要が有ります。

この時、乾きが甘いと、剥がす時に途中で破れたりボンドが残ったりしてとても面倒な事になるので注意が必要です。



完全に乾いたら端っこにガムテープを貼り付け、そこからビリビリとゆっくり剥がして行きます。注意点は兎に角、途中で破けて破片が残らない様に丁寧に剥がす事です。

今回は、1回目のパックでホコリが取れきれず、寧ろノイズが酷くなったので、2回のパックとなりました。パックしたのにノイズが酷くなると焦りますが、それは、長年溜まったホコリが二層構造になっていて、1回目のパックで表面だけがこそげ取れて、残った底の方のホコリが表面化した事で起こった現象だと考えられます。



2回目のパックを終えて再生。めちゃくちゃクリーンな音に大変身!いやぁ、良い音です!

このやり方でオリジナル盤など、かなりのレコードのチリパチノイズを除去する事に成功して来ました。中には「表面のコーティングが剥がれるからやらない方が良い」などの意見も有りますが、そんなものは長年に亘り色んなオーナーの手に渡り、ぞんざいな扱いを受けて来たた事でとっくの昔に剥がれてる筈で、我慢して聴き続けるくらいならパックした方が良いと思ってます。僕はコレクターではなく、あくまでリスナーなので。

ただ、傷から来るノイズは取れきれ無いので、悪しからず。盤へのダメージなどトラブルに関しては自己責任なので、注意して丁寧に作業しましょう。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5月6月のライブスケジュール'24 | トップ | コレステロールとサックス »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿