関西ツアー２００９／2日目・大阪でリハ～芦屋レフトアローン

朝１０時に四日市のホテルをチェックアウト。地元の方に道を聞いたら、最近開通した第二名神を勧められた。亀山から草津に繋がっているのだが、これが空の上を走っているようで気持ち良い。SAは人でごった返していたが、渋滞は全く無かった。

大阪・梅田まであっという間。今日は２時からツアー３日目のビッグバンドのリハーサルをやってから、芦屋に向う。今回も久しぶりの再会に少し盛り上がるが、とにかく今回は難曲が多い。急いで楽器を出してバンドに加わる。前回は全曲参加したため自分も譜読みで大変だったけど、今回は６曲に限定してもらい、その代わり色々アドバイスをさせて貰う事になった。学生時代は全体を見渡すなんてとても出来なかったけど、今はコンボの延長として考えれば色んなものが見えてくる。でも、ビッグバンドって色んな性格や色んな音楽性の人達が集まって一つの音楽をやるのだから、まとめるのも大変だけど、生き物としては最高に面白い。毎回どっちに転ぶか分からないってのを楽しむなら人数が多い方が良いのかも・・と思ったりもして。コンボはビッグバンドの延長線上に有るし、またビッグバンドをコンボが巨大化したものと考える事も出来る。吹奏楽のコンセプトは確かに「揃える」という作業に応用できるかもしれないけど、スイングさせる事が出来るかどうかは、コンボでの演奏経験で培う事が出来て、アンサンブルでも応用が効くんだよなぁ。この感覚がみんなに伝わればきっとこのバンドは更に成長する！と思った。

リハも終わり、慌てて芦屋に向う。ナビを設定するも、高速に導いてくれない。有料道路を優先するに設定したのに・・。大阪の街は苦手なので、とりあえずナビに従って下道で芦屋に向う。でも、この日も大して渋滞に巻き込まれず、あっと言う間に芦屋に到着。スタッフの方々とお会いするのも比較的久しぶりだ。暫らく練習させてもらってたが、結構早くお客さんが入店され、練習の中断を余儀なくされる。いつも客入りが心配になるけど、今日は開場前からたくさんお客さんがいらっしゃった。８ヶ月ぶりのピアノの高岡さんとも再会し、軽いリハと打ち合わせをし、８時に開演。


高岡さんのアレンジによる「Let's Cool One」からスタート。東京でもやっている曲だ。このアレンジが好きなんだなぁ。


ソプラノはトゥーツの「Bluesette」。ソプラノに良く合うワルツだ。お客さんも凄く真剣に聞いてくれている。


買いたてのギロをここでも披露！最近書いたオリジナルのチャチャチャをデュオで。

僕も高岡さんもデュオ・・と言えば思い出すのはスタン・ゲッツとケニー・バロンの「ピープル・タイム」だ。あれくらいリラックスして出来ればね・・とは思うけど、やはり久しぶりの再会セッションとなると丁々発止のバトルモードになる。これはこれで面白いんだけどね。


２０年ぶりの再会！中学時代の親友、久保くんと。
彼も関西を中心に音楽業界で食っている。「宮地凄いなぁ～、音楽で食えてる食えてる！」と変わったお褒めの言葉(笑)を頂き、中学時代の話で盛り上がる。久保君、中学時代はちっちゃくて可愛かったんだけど一回り大きくなったようです。(笑)　　それはともかく、同窓生が音楽をやっているってのは、やはりお互いすごく嬉しいもんだ。

その他も母関係や大阪在住のファンの方々にもおいで頂き嬉しい限り。ライブの後は、高岡さんと音楽やステージングに関して深い話をした。高岡さんがレイ・ブラウンとやった時の話など大変参考になった。レイ・ブラウン曰く、エンディングのお決まりのパターンをリットする人が多いけど、してはいけないのだそうだ。デューク・エリントンが作り上げたものを妙に変えるのは良くない・・と。やはり、ここでもビッグ・バンドの話が・・。繋がってるねぇ。(笑)

さて、今日はお一人様で神戸ラーメンの「もっこす」へ。関西ツアーの楽しみの一つだ。


浪人時代から通い詰めた、僕が唯一楽しめるジャンクフード。(笑)　やはり味の変わらない本店でしょう！


まずはギョーザ。ここはチャーシューに命賭けてるだけあって、ギョーザも肉にしっかり味が有って美味い。


そして「中華そば」。これが普通で、チャーシュー麺なんて頼んだら、肉は倍増する。若いうちは食べれたけど・・。(笑)


麺が見えないので、こんな写真も。(笑)　僕がストレート麺好きなのは、ここにルーツがある。

真夜中のラーメンという身体に最悪の愉しみを心行くまで堪能し、久しぶりの実家へと車を走らせた。明日はいよいよリベンジのビッグバンドだ！