Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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10日目/モロッコ最後の夜・マラケシュ3日目③

2008年05月31日 00時43分23秒 | モロッコ~フランス旅行2008
ホテルの外はヨーロッパの路地裏の様。

今日の予定は、ファンタジアというモロッコの騎馬団などのアトラクションを見に行く事になっている。その前にやはりもう一度フナ広場を目に焼き付けておきたかった。


フナ広場を歩いていて見つけた、閉店前の肉屋。美味そうな新鮮な肉が並んでいる。そう言えば今日のアトラクションの前に食事が付いているのだが、今日は肉料理。楽しみ。下の方にタジン鍋(三角錐のフタ)が並んでいるけど、料理もやってるんだろうか。


レストラン屋上のカフェから見たフナ広場。TV番組でもやってたのでマネを。(笑) 今日もフナ広場はすごく賑わっている。広場の向こうにライトアップされたクトゥビアが見える。モロッコに来てから何杯も飲んだミントティー、トドメの一杯。これがあんまり美味くなかった。サービスも悪くてガッカリ。

その後、フナ広場を出てツアー会社の用意した車に乗り込みファンタジアの会場へ向う。

20分ほどで現地に到着。

入り口付近でガイドさんに「結婚式の衣装を着た娘が居て写真を一緒に撮られてしまうと後で料金を請求されるんだ。エスケープしたいか?」と聞かれ、エスケープを選択。門をくぐってから、ちょっとした脇道より入場。僕の買ったヘビ笛の名手が建物の2Fからお出迎え。アトラクションが始まる前にレストランで食事が有る。そのレストランに行く途中にモロッコの様々な民族がそれぞれの民俗音楽を演奏している。これだよ!こういうのが見たかったし聞きたかった!しかも一箇所で一気に見れるなんて最高!僕はガイドさんがレストランの前で待っているのも忘れてビデオを回す。これは今後の僕の音楽人生で必ず大切な財産になる。


レストランでの食事が始まる。ツアー客でごった返すレストラン。先程の民俗音楽のグループが順番に入って来て、テーブルを練り歩きながら演奏を繰り返す。これにも興奮。様々なリズムのバリエーションと見たことの無い楽器や歌声による牧歌的なメロディー。またまた、興奮してビデオを回す。気が付くと目の前に有るクスクスの大盛りをガツガツ食っていた。その後に出てきたのがこの羊肉の丸焼きモドキ。もう、食べれません。(泣)

ファンタジアは外の運動場のようなスタジアムで行われる。出演者全員による行進から始まり、騎馬団による馬の曲乗り、ベルベルのダンス(ロシアのコザックダンスの様に屈伸やジャンプを繰り返すハードなダンス)、セクシーなベリーダンス、アラビアンナイトの空飛ぶ絨毯まで現れ(笑)、再び騎馬隊の勇猛な馬芸で幕を閉じる。僕はと言うと、正直先程の膨大な音楽を聞いたお陰でかなりボンヤリしていたけど。

ガイドさんは会場の駐車場でずっと待っていてくれた。このガイドさんも英語ガイドとしてモロッコ各地を車で飛び回る。僕がファンタジアを見ている間が束の間の休息であろうか。再びフナ広場まで送って貰い、チップを渡して別れる。車のドアをあたかもボーイの様に開けた見知らぬモロッコ人少年にチップを請求される。何でやネン!とツッコミを入れる。こういう妙な押し売り行為と引き際の早い独特のモロッコ的間合いとも今日でお別れである。

明日、ナイーマやホテルのボーイ、空港までのタクシー運転手へのチップを残し、モロッコ・ディルハムも残り僅か。不思議の国・モロッコ、もっともっと色んな場所を見てみたい気もする。エッサビラやタンジェなどの港町も見ていないし、エール・フランスのせいでカサブランカの観光は不十分だったし。思い残す事も有るけど、それ以上に素晴らしい思い出もたくさん出来た。モロッコに感謝!

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