Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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キューバ旅行①1日目・到着~旧市街ツアー

2009年04月26日 02時03分59秒 | キューバ旅行2009
キューバに行くには、まずは成田からカナダのトロントまで12時間。日本は春だというのにカナダは寒~い。ハバナの現地集合のはずなんだけど、同じ行程の為、ツアーメンバーの方々何人かとここでご対面。そして空港ホテルで1泊した後、次の日に3時間ほどかけて南下、ようやく辿り着く。上の写真はトロントからキューバに向う途中のフロリダのキーウエスト上空の写真。実はこういう南国の海を見るのは初めてだ。

そして、いよいよキューバ上空。海辺に小さな工業地帯、そして畑・・・なんにもない。ハバナ空港に着陸。飛行機の横にトウモロコシを積むようなオンボロ・トラックが横付けされ、黒人のオッチャンが開いた扉から我々乗客のスーツケースを引っ掴んでは、トラックの荷台にポンポン乱暴に投げ込む。いやぁ、そこ客に見せたらアカンやろ・・(笑)

緊張の入国審査、とにかく空港全体が暗く、いかにも社会主義国・・「経済封鎖」の言葉が頭を駆け巡る。噂で、女性観光客は明るいノリの審査官に「結婚してくれ」だのナンパされる事が多いと言う事を聞いたのだが、そんな軽いノリは感じられず、終始シーンとして暗い感じ。窓口には球体のカメラが吊るされており、黒人女性の審査官がパスポートの写真とモニターに映し出された僕を見比べてるようだ。「GO」と一言だけ言われると、古ぼけた木製の扉が「ブー!」と音をたてる。鳴ってる間に自らドアを押して部屋から出るのだ。アメリカのコンビニに入る時みたいだ。バゲージ・クレイムで自分の荷物が出てくるのを待つ。壊されて無い事を祈る。(笑) トイレに行きたかったのだが、入り口に人が居て、おそらくお金が必要だと分かった。キューバ・ペソはまだ無いので我慢する。上を見上げると天井板が破損してダクトが丸見え。よっぽど貧しい国なんだなぁという印象を受けてしまう。しばらくして無事、自分のスーツケースを発見し、ようやく到着ロビーに出る。打って変わって南国の日差しでそこは明るい。日本語ペラペラガイドのアルベルト君と旅行会社の方が待っていた。ここで、日本円をペソに替えるのだが、並んでいた窓口のねぇちゃんがいきなり電話を始めてクローズされた。違う係員に他の長い列の最後尾に並び直せと言われる。旅行会社の方に「キューバではよく有る事なんですよ。ごめんなさいね。」と言われる。まぁ、海外旅行ではこんなものはつき物。一々腹も立たない。急いでるわけでもないし。そして、初めて兌換ペソなるものを手にする。しかし、トイレのチップ用の小銭はまだない。いきなりアルベルト君に5セントを借金する。(笑) 

外には観光バスが我々ツアー客を待っており、町外れに有る空港から30分ほどかけて、旧市街のホテルまで連れて行ってくれる。窓の外の全く見慣れないキューバの町を見ながら、アルベルト君の流暢な日本語によるガイドを楽しむ。僕が泊まったのは4ツ星ホテルだけど、バスは5ツ星ホテルに泊まるお客さんを降ろしてから向うので、少し遠回りをする。その結果、途中で、かの有名な海沿いの大通り「マレコン」を通ってくれた。いつも大勢の人が夕涼みや散歩を楽しんでいる。かつてはカストロがここをパレードしていた。スペイン領時代の要塞が見えると入り江になり、港の船着場辺りに僕の泊まるホテルが有った。

ARMADORES DE SANTANDER
古いながらも落ち着いた佇まい、豪華な内装。


天井、高っ!
チェックイン後、落ち着く間もなく薄着に着替えて、再びバスに乗り込み旧市街のツアーに出発である。

最初にバスが向ったのは革命広場。広場自体には何も無く、ただ、だだっ広くて周りを重要な建物が取り囲んでる。

ホセ・マルティー記念博物館。独立戦争の英雄の記念館。中には入らなかった。


内務省。
チェの顔が夜になると光って浮かび上がる。もっと旧市街のど真ん中にこの建物はあるんだと思い込んでいた。もうここには来ないだろうと思い記念撮影。しかし、この日の真夜中に再びここを訪れる事となる。

再びバスに乗り込み、旧市街に戻る。

旧国会議事堂(カピトリオ)。
アメリカのホワイトハウスを模して作られたと言われる。この建物の前の大通りにはクラシックカーが走り、大変な賑わいだ。古い建物が多く、補修されていない部分も多いので、この時点での僕はやはり経済封鎖による貧困を感じないではいられなかった。


コンサート・ホールの様なものが見えて、興味津々で見に行ったら映画館だった。当然ながら(・・とこの時点では思っていた。)ハリウッド映画ではなく、おそらく国内の映画をやっていた。ポップコーンが外で売られていて、たくさんの人が中に入っていく。ここでは日本と違い、映画はまだ大きな娯楽の一つのようだ。気が付くとバスを待たせていた様でダッシュで戻る。う~ん、団体行動、苦手だなぁ。(苦笑)


サンフランシスコ・デ・アシス修道院。
サンフランシスコ広場。旧市街はビエハ地区と呼ばれているが、こういう広場がいくつかある。こうした古い重要な建物がいくつか有り、世界遺産として登録されている。ここの広場に回転木馬みたいなのが有る。近づいて見てみると、木馬ではなく宇宙船や豪華客船の模型がたくさんくっついていて、それが回転してただ眺めるだけという代物だった。なんじゃ、これは?と思っていたら、それを見ていた子供が「うぉ~!うぉ~!」と言ってえらく興奮している。僕には、その子供を見てるほうが楽しかったけど(笑)、幸せの価値観って土地が変われば変わるんだなぁとも考えた。

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