発掘写真

パソコンのハードディスクの片隅から見つかった古いデジカメ画像。
撮影日は２００１年４月２８日とあります。
写真を見ると当時のことが思い出されます。
江ノ島(神奈川県藤沢市)から鎌倉駅(神奈川県鎌倉市)まで歩いていた時に出会った光景です。
花は「浜昼顔(ハマヒルガオ)」です。
皆、海に向かって咲いていたので背後に回って撮影しました。
画面奥に写っているのは江ノ島です。
江ノ島展望灯台ができる前なので、モノクロ写真にして古さを出してみました。

変わらない風景

タンポポの咲く河川敷。
ここは幼少から慣れ親しんだ多摩川です。
土手に向かう周囲の風景は訪れるたびに変わっています。
しかし河川敷で寝そべれば、子供の頃と変わらぬ花と空があります。
自転車、ローラースケート、草野球…いろいろと思い出してしまいます。

無心に遊ぶ子供たち
…何十年か後に同じ思いになるといいなと願っています。

横顔

今回は石楠花(シャクナゲ)です。
主となる被写体を探している時に、咲き始めの子の横顔が目に飛び込んできました。
それまで抱いていた石楠花(シャクナゲ)の印象とは異なっていました。
何が違うんだろうと考えていたら、ふと映画「さびしんぼう」('85東宝/大林宣彦監督作品)の一場面が浮かびました。
富田靖子さん演じる主人公が愛の告白をされた時に言ったセリフです。
(うる覚えのため正確ではありませんが)「あなたの知っているのはこちらの横顔、反対側の横顔をあなたは知らない」

なるほどと納得してようやくシャッターが切れました。
花も人も可憐なだけでは語れないものですね。