プリシラ物語

☆☆☆

幸子16歳。

2006-02-15 00:25:31 | Weblog
巷で噂されている・・・
「ヘ~イ、あのイカした女の年はいくつなんだい??」
「男がそんな小さな事を気にしてちゃいけないよ!」
・・・ってプリシラが何歳だっていいじゃんかぁ~
プリシラと仲の良い、「業者の営業、妻子持ちT」がヒソヒソと色んな人に聞かれて困っているらしい・・・そりゃ~困るさ・・・奴ですら・・・プリシラの実年齢を知らないさ・・・ま、プリシラと妻子持ちTの姉弟の絆は年齢ごときで壊れはしないんだけど・・・
そぉ~としておいてくれよぉ~プリシラを心から愛している者以外は聞かないでくれよぉ~
確かに色んな人に、適当に年を嘘こいているから・・・誰に何歳って言ったのか分らなくなっちゃって・・・
「えっ??プリシラさん、去年、29歳の誕生日って言ってませんでしたっけ??」
な~んて事もあるさ!!
この間の十数年ぶりの友人達にも・・・
「何歳になりましたっけ??」
って聞かれたから・・・「45だよ」・・・ってサラリと答えたんだ!!
えっ~~~全然見えな~い・・・30歳でも全然とおりますよぉぉ~~~~」
・・・って・・・・あったりめ~だっちゅ~のっ!!
見えなくて当然だっちゅ~のっ!!45歳のわけね~ちゅ~のっ!!
「おいおい、プリシラさんの軽いジョークだよ」
って非常に記憶力の良いプリシラの実年齢を知っているナイスガイのK君がフォローしてくれたから、良かったものの・・・もう少しで、若作りをした45歳のプリシラさん、として記憶されちまうところだったぜっ!!何で、信じるんだよ・・・もっとプリシラを知ろうとしてくれよ・・・

まぁまぁ・・・そのくらいの事でめげるプリシラではございませんよ!!
しかしね・・・しかしね・・・世にも奇妙な出来事が・・・
昨日は久々にスポーツジムに行った・・・。
プリシラがジムに入会した日・・・もう一人の入会者がいた。
入会日が一緒というだけで、何だか親近感が沸く・・。・・多分、その人もそう思ったに違いない
その日、初のウォーキングを隣同士でやる事になった・・・。
「ねぇ、貴方、なんでジムに来たの?太ってないじゃない」
・・・っていきなり言われた・・・
「いやぁ~痩せたいとかじゃなくて健康の為に・・・」
って言う間もなく・・・
「私は、58歳なんだけどね、ヒールが履きたいのよ、ハイヒール!!」
「ハイヒールですかぁ~」とため息の様に吐いたプリシラは凄まれてビビる心を押さえながら坦々とウォーキングに励むだけだった・・・。
その後も何度かそのオバちゃんと顔を合わせる事となったが・・・出来るだけ近づかない様に心がけていた・・・
ところがどっこい・・・昨日・・・また会っちまった・・・
オバちゃんはプリシラの顔を見つけると・・・ニコニコしながら近寄ってきて
「久しぶりじゃな~い、今日一緒に帰りましょう」
って・・・「時間が合うようでしたら・・・」と言ったプリシラの最強の苦笑いには気付かないでいたに違いない・・・。
オバちゃんの事はすっかり忘れて鍛えに励んでいた・・・だからであろう・・・
帰りがオバちゃんと一緒になってしまった・・・そして偶然にもオバちゃんの家とプリシラの家がとても近く・・・駅も隣同士であったりした・・・
そして・・・世にも奇妙な出来事が帰りの電車の中で起きてしまった・・・
「プリシラさんて、私より年上って感じがするの、凄く落ち着いているし・・・
 今度から姉御って呼んでいいかしら」
・・・ってど~ゆ~事だっちゅ~のっ!!オバちゃ~ん、自分の言っている事を理解してんのかっちゅ~のっ!!プリシラの母ちゃんと同年代の人に姉御だなんて呼ばれたかないっちゅ~のっ!!「落ち着いてる」って、貴方がプリシラに喋らせてくれないだけだっちゅ~のっ!!これでも陽気で愉快なプリシラだっちゅ~のっ!!いい加減にしてくれっちゅ~のっ!!
少しの間、プリシラ何をしたらいいか分らずにいた・・・「そんな姉御だなんて滅相もないです、身分不相応です」と小さく反抗したプリシラの言葉はオバちゃんの耳には届かなかったのであろう・・・
プリシラが一つ前の駅で下車だったのだが・・・
「姉貴、お疲れ様です!!」って叫んでいたもの・・・
間違えてるっちゅ~のっ!!「姉貴」じゃなく「姉御」って言ったちゅ~のっ!!
自分の言葉に責任持てっちゅ~のっ!!プリシラを還暦扱いするなっちゅ~のっ!!これでもプリシラはまだ・・・歳で・・・あ・・・何でもない・・・
何も言う気はない・・・ただ・・・もうあのオバちゃんは二度と・・・プリシラの事を「姉御」と呼ぶ事が出来ない・・・だって、一緒に帰る事が二度とないから・・・そうプリシラは心に誓ったのであった・・・。


   プリシラ、オマエハガンバッタ!!
コメント (3)
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姉ちゃんは何でも知っている。

2006-02-01 00:19:38 | Weblog
プリシラ・・・今日も頑張っている・・・

それで・・・今日、決意した・・・。

「ダイエットしようかな」

実は・・・我が人生において・・・ダイエットをした事がない・・・

いや、ある
17歳の頃・・・ちょっとムチムチしている時期があって・・・
「パイナップルダイエット」が良いと小耳にはさみ・・・パイナップルの缶詰を一日中食べていた・・・プリシラ、缶詰のシロップが大好きで一滴残らず・・・完食していた・・・3日間、パイナップルだけ食べていれば、確実に3キロは痩せると聞いたのに・・・何だがムチムチ度が3日前より過激になってきた・・・
「パイナップルダイエット」を教えてくれた友人に文句を言ったのだが・・・
「生パイナップルじゃなきゃ、意味ないさバッカじゃないのぉ~
とあっさり言われ・・・
近所のスーパーで生パイナップルを買い、自分でさばき・・・パクパクと・・・
し~か~し~ あぁ~~~クチビルが痛い~ 舌が痛い~
プリシラの「パイナップルダイエット」は数分で終了となった・・・
そんな、程度のダイエットしかしたことが無く・・・
いや、まだある
ベルトを少しきつめに付けて寝ると・・・ウエストに括れが出来て細くなると小耳にはさみ・・・ベルト装着で寝る事にした・・・ビニール製のベルトの穴を一つきつめにし・・・「括れ…くびれ…クビレ…」と唱えながら・・・寝る・・・そして一週間めの朝・・・無残にも引きちぎれた・・・哀れな姿になったビニール製のベルトがプリシラの膝元辺りに置かれてあった・・・不幸にも・・・その引きちぎれたベルトを姉に見られてしまい・・・大笑いされた挙げ句に・・・
         
         「あんたの腹の力は横綱クラスだね」
と、17歳のうら若き小娘には非常に傷つく言葉を浴びせられる事となった
ベルト職人サンよぉ~ベルトは強くしっかり、丈夫に作ろうよぉ~
でもね、一週間ベルト装着で寝ていたお蔭で、ちょっと括れたんだよぅ~
確かに、前より括れたんだよぅ~
ちょっと、嬉しくなったプリシラは、今度は絶対に姉にバレないように・・・
新しいダイエットを自ら・・・作り出した。その名も「クネクネダイエット」
ウエスト部分を捻る・・・右に30回。左に30回。それを3セット・・・家族が寝静まった頃、ヒッソリと行われていた・・・
そんな或る日・・・姉とテレビを見ていたある晩の事・・・
ウエストの括れを作る方法・・・みたいな番組内容で・・・
プリシラが作り出した「クネクネダイエット」に似た事をやっているではないか???プリシラは唾を飲み込みながら・・・言葉を発っする事もなく・・・
じっ~と見ていた。
  
  「プリシラが毎晩、やっているあの変な踊りもまんざらでもないんだね」
えっ??姉よ・・・今なんて言ったの???
あの変な踊りって???誰にも見られないように、寝静まった後にヒッソリと・・・プリシラはやっていたのだよ???
姉よ・・・何故に知っている???
プリシラは姉の言葉に固まってしまった・・・姉も、あれ!やばい!的な表情になり・・・以後、プリシラの変な踊りの件に関しては決して語られることはなかった・・・。
今でもたまに思い出し・・・いつ見ていたのかを問いただしたい気もするが、姉妹仲は非常に良い状態だし・・・変な踊りと言われた「クネクネダイエット」の存在を忘れたい感じもするので・・・とりあえず・・・このままでいこうと思っているわけなんだが・・・
んんん・・・プリシラ・・・今回は本気でダイエットしようと思うんだ!仕事帰りの電車の中の窓越しに映る自分を今日・・・見てしまったんだ!
一瞬、誰だか解らなかったんだよ・・・マズイだろ???
痩せて、筋肉をつける・・・ガリマッチョだよ
なんか、今、モテモテらしいじゃんだから、プリシラは頑張るよ

何??ガリマッチョ???モテモテ???

それって・・・男の人に限るの???女は駄目??

      じゃ・・・プリシラは駄目じゃんね


       ガーリガリガリガリマッチョ~♪
コメント (4)
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