プリシラ物語

☆☆☆

お金持ちになれますように。

2008-07-10 00:37:44 | Weblog
こんばんは。
前回に引き続き・・・ロックな女プリシラです

さて、皆様・・・お元気だったでしょうか??
プリシラは・・・皆様のご期待通り・・・お元気でしたぁ~!!
てか、さして何の変化も無く・・・過ごしておりました

何の変化も無い、普通の日々が・・・プリシラにとって何よりです。

七夕が今年もまたやってきましたね!!
この日は・・・プリシラ家にとって・・・のぶじいの命日という事もあり、何となくもの思い更けて・・・なんて事はほぼなく・・・
プリシラ家のじいちゃん、のぶじいは・・・信じられない位の破天荒なじいさんで・・・まぁ~あんな事、こんな事・・・
もう、軽く本一冊は書ける位の・・・武勇伝が数々ある。
以前にも、のぶじいの武勇伝を何度か披露した記憶があるのだが・・・

今回もひとつ・・・

小学4,5年の頃、のぶじいの部屋でテレビドラマを観ていた。
健全な青春もので・・・そのドラマのシーンの中で、女の子が一つの布団で二人で一緒に寝るシーンがあり・・・
いきなり、のぶじいが・・・
「プリシラ、こうゆうの何ていうのか知ってるか???
 レズビアンって言うんだぞっ!!」
・・・ってじいちゃん・・・その時は言葉の意味さえ解らなかったが・・・
小学生の孫に・・・何を教えているんだよっ!!
今思えば・・・のぶじいの口から出る・・・カタカナ横文字は・・・全てエロだったような気がする・・・。しかし、ここでは紹介できない・・・。

毎年恒例の祭りが・・・プリシラ家の近くでやっていた。
友達とウキウキで行っていた・・・。
祭りの一角で・・・凄い人盛りが出来ている。友達とワクワクしながら駆け寄ると・・・のぶじいが・・・大の字になって酔いつぶれていた・・・。しかも毎年必ず同じ場所で・・・中学生の頃はもう、その祭りの人盛りは避けて通るようになっていた・・・。プリシラ3姉弟の中では暗黙であった・・・。

プリシラとテレビのチャンネル争いかなんかで喧嘩になった。弟がプリシラの味方になったのが相当悔しかったらしく・・・酔った勢いで「死んでやる」と言い出した。プリシラと弟は観たいテレビがあったので放っておいたら・・・隣の部屋から・・・「た、助けてくれぇ~~~」とのぶじいの声。
行ってみると、洋服ダンスの取っ手にネクタイをたらして・・・死のうとしてる真似。じいちゃんよ・・・死のうとしてる前に助けを呼んじゃ・・・ダメじゃん・・・。

下着はボロボロでも気にしないで着用。

なんの拘りだか知らないが・・・
写真を撮られる時は・・・渋い二枚目顔か飲んだくれの崩れた顔か・・・どちらかに決めてるらしい・・・。生まれたてのプリシラを抱っこした写真も・・・背中におぶった写真も・・・とても不自然な渋い二枚目顔写真で・・・じいちゃん、孫を抱っこしている時位は・・・スマイルを・・・。ちなみに・・・旅行の写真はシラフでもほぼ・・・飲んだくれの崩れた顔・・・いや、じいちゃんはわざとそうした、とよく言っていたが・・・今思えば・・・本当に飲んだくれていたのかも・・・しれない。

ばあちゃんはとても物静かで品のある人だった。勿論、破天荒なのぶじいに口答えなんてする事はなかった。
ある夜、のぶじいがばあちゃんが楽しみにしているテレビドラマの時に・・・飲んだくれて騒ぎ出した。でも、ばあちゃんはなにも言わなかった。
少しすると、のぶじいは酔いつぶれてウトウトしはじめた。
そんなのぶじいにいきなりばあちゃんが・・・
「このハゲジジイッ
と声を張りあげてコタツの上にあったタバコをのぶじいのハゲ頭に叩き付けた・・・。
プリシラがビックリしたのは勿論・・・ウトウトしていたのぶじいが・・・
パッと目を開け背筋を伸ばし・・・「はいっ」と返事をして・・・そしてまた寝に入ったのだが・・・。
その後・・・ちょっと照れたばあちゃんがやけに可愛かったが・・・プリシラは爆笑してしまった・・・。後にも先にも・・・ばあちゃんの反乱はこれきりだっ!!
ま、こんな事を覚えているのかいないのか・・・のぶじいの破天荒は続いたのだが・・・。

当時、人気絶頂だった西城秀樹に密かに・・・ライバル心を抱いていた・・・。郷ひろみには負けるらしく・・・野口五郎は眼中に無いらしかった・・・。つか、のぶじいとは世代が違うと、幼いプリシラはいつも思っていた。
そういえば・・・プリシラの初恋は・・・西城秀樹だったという事に最近気づいた。のぶじいとは何の関連もない・・・。


こんなのぶじいがいなくなって・・・新しい家族も増えてきて・・・段々、のぶじいの事も忘れていってしまうのかな・・・。

何年か前の夏の日・・・姉と・・・じいちゃんの武勇伝を爆笑しながら話していた。
プリシラ3姉弟なら100万回は確実に聞いた・・・
「じいちゃんはな、死んだら青大将になって出てくるからな」
という・・・決まり文句。

「出てこないね、青大将になんかなれないんだよ、あのじいさんはっ!!」
のぶじいに一番可愛がられていた姉が言う。
「そうだね、青大将は無理かもね」
プリシラが言う。
「青大将じゃなくて毛虫かなんかになったかもね」
のぶじいに一番可愛がられていた姉が言う。

そしてその次の日・・・姉の家の玄関に・・・青大将がドグロをまいたままチョコンといた。姉が気づくと、姉の家の周りをクルクルと何周もして・・・そして名残惜しそうに?何処かへ行ってしまったらしい・・・。
10年以上その家に住んでいた姉は・・・初めてそこで青大将をみて・・・絶対にのぶじいだっ!!・・・と思ったらしい。

電話でその話を聞いたプリシラは・・・のぶじいらしいなぁ~と一言・・・そう言ってそっと受話器を置いたのだった・・・。
 



     オモロ~ナジイサン

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