NPO法人バイオマス産業社会ネットワークから「バイオマス白書2020」の公開並びに冊子配布に関する案内が届きました。
https://www.npobin.net/hakusho/2020/index.html
ノッポが勤めている某社はここ10年くらいに亘り、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省などの各省庁機関から競争的研究資金の援助を受けながらバイオマスのエネルギー化技術開発を進めてきており、当方はそのリーダー的位置付けでバイオオイル(木質の液体燃料化)から始まり、ガス化(気体燃料化)、メタン発酵(博士論文のテーマでもある)、最近ではガス化ガスの燃料電池への適用試験といった具合で手を変え品を変えで進めてきました。
また、その一環で各大学や研究機関との共同研究も増え、東京大学や九州大学へは年に数度ほど訪問、各種協議に参加、各界の著名な先生や実務担当者との交流は大変勉強になりました。
関連して海外における調査や納入機器調整の機会もあり、ニュージーランド、ベトナム、キューバを訪問、まずもって行く機会はそうそうないところなので貴重な体験でした。
10年一区切りとよく言われますが、本事業を強く進めていた当時の代表が2年前に病魔で一線から退かれ、昨年末に亡くなられるとともに事業の方も自然縮小しており、関係してきたスタッフ方々も数年前から一人また一人と新天地を求めて旅立たれ、今ではノッポがほぼ独り?といった状況・・・。
先の震災、そして今回の武漢ウィルス禍で社会のニーズが大きくかつ目まぐるしく変わってきており、不変のオーソドックスな科学技術論だけでは取り残されてしまうことを感じますでしょうか。
いつの世でも普遍であり続ける「何か」を探求しなければ人生80年、これから残り30年を過ごしていけないかなと思い始めています、がなかなか実践に移らない日々も続きます・・・。
今後もさらに再生可能エネルギー、バイオマス技術に携わっていくのかどうかは神のみぞ知る?でしょうが、この「10年一区切り」を機会としてこれまでのまとめはした方がよいかもしれませんね(40代のまとめとして)。