2月10日
いきいき大学
本日のテーマは
『薩摩芋と下肥』
江戸時代の商品流通 について
講師は元中学校教諭の
笹川 裕 先生 です
薩摩芋の事を
栗より上手い十三里 と呼ぶが
この十三里は 江戸から川越間の距離の事を言うそうだ
原産国は中南米
中国(清)に伝わり
沖縄(琉球)から鹿児島(薩摩)へ
そして関東(江戸近郊)へと伝わった
効用と栽培法を説いたのは
青木昆陽
・小石川薬物園
・千葉市幕張
・九十九里町不動堂
・江戸城吹上庭園
・伊豆諸島
これらの5か所を試作地とした
しかし、関東で育てるのは難しく
青木昆陽はそれほど関わらず
他の功労者が多くいたようだ
そして、幕張周辺の村々は
“起立根元の村”として
ブランド化に成功
生産の中心地になった
当時は川越より幕張が薩摩芋の産地だったのだ
そして、下肥について
平安時代以前は
●野外排便・住居付近・屎尿は垂れ流しか河川
●平安時代~平安京では鴨川や御室川の水を
堀川に流し込む「下水システム」があった
●鎌倉・室町時代~応仁の乱以降
屎尿を溜めて近隣の農民との物々交換が行われた
●江戸時代~住居や庭に便所が造られ、都市と
近郊農村との間で屎尿が商品として販売
下肥は商品となり金で売る
芥は廃棄物、金を払って引き取って貰う
他になぜ千葉の畑から泥面子が見つかるのか
面白い話が聞けた