このイベントがあることを知ったのは先月奥多摩で堀尾さんの番組を聴いているときに生島淳さんがこれがあることを予告していたからだ。
当日夜早速ネットで申し込みをして、翌朝ファミマに行き、発券してきたというわけだ。つくづく便利になったもんだね。
以下はHPからの抜粋
いよいよ11月8日はアメリカ大統領選の投開票日!
勝つのは民主党のヒラリーか、それとも共和党のトランプか?
リオ五輪&パラリンピックで日本人選手が活躍できた要因は?
2020年のTOKYO五輪に残された課題は何か?
ロシアのドーピング問題を国際政治の文脈で読み解くと?
今回はレギュラー出演者の国際ジャーナリスト・小西克哉さんと、
スポーツジャーナリストで米大統領選オタクでもある生島淳さんによる番外編。
国際政治とスポーツ、ビジネス、それらに巣食うマフィアの存在などなど、
他のメディアとは一味違う、奥が深くて切れ味鋭い分析をお送りします。
爆弾発言&極秘情報が飛び出すトークは他言無用! つぶやき禁止!
イベントの後半では、ご来場の皆様からの質問にお答えします。
普段ラジオやTBSクラウドで聞いている小西さん、生島さんの話しを生で聞けるのを楽しみにしていた。
当日午前中は掃除をして過ごし、18時会場に余裕をもって着ける時間に出発した。
阿佐ヶ谷で降りるのは十数年ぶり。初めてでは無いはずだが、前回いつだったかは覚えていないくらいだ。
会場の阿佐ヶ谷ロフトA(地図)は駅から直ぐのはずだったが、一度通過してしまい(^_^;)、近くの店員さんに聞いて数分戻って到着。
まずは速報をアップ。急いで場所取りをしなくても大丈夫そう。
近くの天ぷらチェーンで夕食。ネットを見ながら時間をつぶした。
入り口はこんな感じ
地下へ。ちょっと怪しげな雰囲気m(_ _)m
会場に入るとテーブル席とその周りの椅子席で40人~50人くらいが定員か。ほぼ満席だった。周りを見回すと熟年世代の方が多く、私が若者に見えるほどだった。幸い前から2つめのテーブル席が一つ空いていた。
最低400円は注文して欲しいとのこと。取り敢えず生ビール(600円)と揚げせんべい?(300円)を注文した。ちょっと高めだね。
19時開始。おぉ、本物の小西さんと生島淳さんだ!
※ 筆記用具を置いてきたため、スマホでメモをとりました。そこからこのブログで書いているため、必ずしも正確に書けていないかもしれませんm(_ _)m
最初のテーマはアメリカ大統領選挙について。淳さんは大統領選挙マニア。スポーツと一緒で勝ち負けがはっきりしているところに惹かれた。
民主党候補のバッジを集めていた。 ※暗くてぶれまくりですね。(^^ゞ
先週行われたヒラリーとトランプのディベートについて
トランプは冷静を装っていたが、ディベートのルールを無視して途中からヒラリーがしゃべっているところに割り込んで来た。
ディベートを放送していたテレビ画面が退きではなく、(上画像の様に)中央で分割して左右に2人を写していたため、ヒラリーが話しているときにトランプの様子が写っていた。その時の様子がディズニーに出てくるキャラのように唇をへの字にして首を振ったりとまるでリアクション芸人のようだった。
小西さんは生ビールを飲み、枝豆をつまみながら話していた。淳さんも同様。
赤が共和党、青が民主党支持者が多く、グレーはまだ決めかねている州を写している。
カレッジフットボール(アメフト)の強いチームのファンは白人男性が多く、そこには共和党支持者が多い。
NFLの試合数は年間16試合(wiki)しかないため、チケットは高額。庶民はなかなか観戦に行けない。
NBA(wiki)のファンは黒人が多く、民主党支持者も多い。オバマ大統領もバスケの選手を目指していた。
一方MLB(野球)の選手から黒人が減って、中南米の選手の割合が増えてきた。MLBは年間162試合と多く、これが一番儲かるが、メジャーにたどり着くまでにルーキー、1A、2A。3Aと時間がかかる。一方バスケは強い大学を出たら直ぐにNBAにデビューできるので、所得の低い層から成り上がる。
民主党はサッカーマム(この言葉は初めて聞いた。wiki)を投票に取り込むことで成功した。トランプはこの層から嫌われている。
次のテーマはロシアのドーピング問題から始まり、先日のリオオリンピック、スポーツ報道について
淳さんの知人で東ドイツに留学した方の話しによると、当時はドーピング言論という講座が堂々と行われていた。ベルリンの壁が崩壊して東ドイツのドーピング技術が世界に広まった。モスクワオリンピックはドーピング違反が無かったクリーンなオリンピックと宣伝されている。(会場大笑)
今は自己輸血ドーピングが主流となっている。国が関与するにせよ、個人で実行するにせよ、医療チームとの協力がないと出来ない。今回リオオリンピックでロシアの選手が出場するかどうかをIOCは各競技団体に丸投げしたが、その検査には費用がかかるので、公平に行うのは難しい。陸上やウェイトリフティングなどは不参加を表明したが、ロシアの影響が強い体操や柔道は出場を認めた。これは東京オリンピックにも続く難しい課題。
20時半で一旦休憩時間。トイレの数が少なく長蛇の列(^_^;)
再開後はスポーツ報道について
かつては日本のスポーツが強くなかったため、報道はルーマニアの体操選手など世界的に有名な選手のものが多かった。ここで名前が出た選手は私は知らないため、スマホに入力できなかったが、会場の年配客はうなずいていた。
2002年のサッカーWC開催辺りからニッポン一辺倒の放送になってきた。バレーボールでジャニーズを取り込んだのもこの頃から。
今回のオリンピックで生島さんが出演したテレビ番組ではディレクターの・・・
※ この辺りはオフレコにしてほしいとのことですm(_ _)m
なるほどねと思いつつ、ここに来ないと聴けない情報ににんまり。
今回ロシア陸上の跳躍系の選手が出られなかったのは残念。とても美人が多い。特に試技に至るまでの時間が長く、放送時間も長い為、選手は化粧をしたりとテレビ映りを相当に意識している。
小西「あ、オレね、今回一番見たかったのは飛び込みなんだ。競泳選手の水着と来たら・・・」(爆)
今回のオリンピックで、レスリングや体操の試合中に家族を写すことがあったが、これは試合の流れを中断してしまう。(こちら参照)
また、特に箱根駅伝復路の放送は順位がほぼ決まった状態で進むことが多く、つまらない。間を持たせるために選手のサイドストーリーとして出身校や家族のネタを入れている。実況するアナウンサーは予めストーリーを書いておいてそれにあてはめてしゃべるタイプの方が居る。それが出来るのは取材がしっかりしているからではあるが。
一方、リオの5000m走の中継の際、増田明美さんは日本人選手が焼き鳥が好きだという詳しすぎる解説を入れたことで評判になった。(こちら)
次は国籍を変更してオリンピックに参加する選手が増えてきたという話題。
生島「テレビ中継でも一言有りましたが、世界選手権では出場できなかった帰化中国選手が出場できたことで、こういう結果になったんですね。このリストにあるようにリベスト16に残った選手の内、中国籍で無いのは日本と南北朝鮮だけなんです」
今回福原愛がベスト4に入ったことで、3歳から頑張ればオリンピックで活躍できることを証明した。
福原は中国語を話すことで、卓球をより深く理解した。スマッシュと言う言葉が中国語では10種類以上あること、中国のリーグに参加して、中国選手と直接交流を持つことなど。
強い国の言葉を理解することは大事。野球では日本で言う強肩はアメリカではstrong armという。この辺りからも考え方が違う。
(話しが前後しているが、小西さんの話しも載せたい)
今回の男子卓球で水谷対馬龍の準決勝はまるで少林サッカーのようだった。あんなに遠くから小さい台に向けてボールを打つなんてウソみたいだ。馬龍はちょっと前の香港映画の悪役そのもの・・・
バーレーンの陸上選手はケニアからの帰化選手だった。アフリカの東側にはケニアやエチオピアを初めとして持久力に優れた選手が多く、西側の国々からジャマイカに渡った人たちの子孫がジャマイカなどで短距離で成果を上げている。
※ この生島さんの分析はスゴいと思った。レポを作りながらアフリカの地図を改めて見た。アフリカの国々が何処にあるかなんて気にしないものだね。
小西さんは帰化選手が居ることでその国の競技のレベルが上がるので必ずしも悪いことでは無いと話し、生島さんからは若い内に帰化した選手の参加は認めるにせよ、メダル目的での帰化には制限がかかるとの予測を示した。
東京オリンピックに向けてハーフ選手の活躍が見込まれる
陸上のサニブラウンが今回怪我で出場できなかったのは残念。400mリレーに彼が出場できていたら・・・
彼の父はガーナ人、ルーツは西アフリカ。ジャマイカ人の父を持つケンブリッジ飛鳥、そしてケニア人の父を持つ高松望ムセンビ姉妹とあわせて上述の分析につながる。ここまで分析する生島さんは改めてスゴい!
予定の22時になり、終了。客の質問を聞く時間はとれなかったが、2人の話しに客が盛り上がったままあっという間の3時間弱だった。
次回は11月13日に小西さんと武田記者での開催が決まっているという。チャンスがあれば行ってみたい。