ゴツい三脚にゴツいカメラを付け、それを肩に担いで歩くヨッシーさん。
7:16 山頂へ。元日は混んでいただろうが、今日はこんなもの
GPSでヨッシーさんが計算した割れるダイヤポイントを目指した。
影富士は見られず
割れるダイヤタイム7:43の20分ほど前に撮影ポイントへ。
直ぐにモンベルダウンを山ウェアの内側に着込んだ。これが大事なのだ。
雲が湧いてきたと思えば流れ、このような感じになったりを繰り返していた。ギリギリ見られるか?
カメラ2台で狙う!
振り返ると先ほどまで見えていなかった赤石、悪沢がキレイ。でも、これはほんの数秒でガスに隠れてしまった。
7:38 「割れなくてもこれなら幻想的なダイヤになるかもしれませんね」
この頃はギリギリなんとかなると思っていた。
7:41 うわ~、もうすぐなのにぃ(>_<)
隠れちゃう~
7:43 「こりゃあダメだな」冷静なヨッシーさん
割れるダイヤタイムの7:43を過ぎ2人とも諦めかけた時、奇跡が起こった!
7:44 「見えました!」
夢中でシャッターを切った。 ※ゴミが残っていますが、消しきれませんでした。m(_ _)m
トリミングするとピンが甘いのがばれてしまう。でも載せちゃえ!
あれれ、隠れた。
よし、また見えた!
これもトリミング
この数秒だけ見えて雲隠れ。次に見えたときには太陽が剣ヶ峰から離れていた。
「これはパール富士だっていったら、信じちゃいますよね」
WBを変えてみた
「今日ダイヤ狙いで登った人の殆どは諦めたと思いますよ。割れるダイヤは撮れなかったけど、貴重なダイヤになりましたね。」
「ああ、二度と見られないかもしれないな」
文字通り百戦錬磨のヨッシーさんがこう言うのだ。勿論私も二度と見られないだろう。
ガスガスの中、これ以上ここに居ても仕方ない。山頂へ戻ることにした。
途中で男性2人組に出会った。雨ヶ岳まで向かうという。こちらはもう引き上げるだけだ。
8:06 山頂へ戻った。この通りガスっており、風も有ったので、結構寒かった。
3時過ぎにカレーを食べてから5時間経っている。ハラが減ったので、ヨッシーさんにカップ麺タイムをリクエストした。
木陰の風が当たりにくいところにレジャーシートを敷いて、コッフェルでお湯を沸かし始めた。
ヨッシーさんのカメラのモニターを見せてもらうと、先ほどの剣ヶ峰ダイヤ画像はのぞむカメラよりも遙かにクリアなものだった。
近くに居た20代位の女子グループが「ダイヤ見たかったね~」などと話していたのが聞こえた。
「これを見てください」
「うわぁ~、何ですかこれぇ」
「これは剣ヶ峰にある建物で、この白いのが太陽なんですよ。」
「えぇ~、すごぉい♡」←このマークって・・・
あのタイミングで私1人なら、同じことをする。やっぱり自慢したくなっちゃうよね。
※ ヨッシーさんのレポはこの通りです。是非ご覧ください。
ところで、いつまで経ってもお湯が湧かないな・・・
「きっとガスが冷えているんだ。少しは暖かくなってるだろう。それを少し取って、ガスの下に置いてみなよ。ガスを暖めてやるんだ」
まだ温いお湯をスプーンですくってコッフェルの蓋に入れ、それをガスの下に置いてみた。すると、ほんの数秒でカポカポと沸騰した。
「オレもエルクの店員に教えてもらったんだ」
「今までに似たようなことはありました。結局温いカップ麺を食べるしかなかったんですよ」
「山道具屋の店員にこういうことがあったと話すと教えてくれるよ」
ヨッシーさんと歩くと、ホントに勉強になる。
お湯を先ずはカップ麺に入れ、残りでドリップコーヒーを作った。ヨッシーさんにどら焼きや羊羹もプレゼント♪
ヨッシーさんは竜ヶ岳くらいならコッフェルも担がないし、急いで降りてしまうとのこと。たしかにカメラ2台にレンズ3本、三脚2つを背負ったら、他のものはなるべく減らすよね。そのザックを持ってみると恐ろしく重い。これを背負って、今シーズンの竜ヶ岳は今日で3回目とは、ホントにスゴいお方だ。
※ 詳しくは彼のブログをご覧ください。(12月30日、31日、翌日3日)
近くに居たグループの若い男性にお願いしてお約束の一枚♪
※食べているところも大事ですが、この日のぞむがどういう服装だったのか自分自身で思い出せるために残しています。
8:57 下山開始
数分で足下に危険を感じた。数mだが、凍結しているのだ。この山で何度も転けたことがある。
チェーンアイゼンを装着することにした。待たせるのは申し訳ないので、ヨッシーさんに先に行ってもらった。
これを付けたら安心感が違った。それに重登山靴に8本爪アイゼンと違って軽いのがイイ。もっとも、危なかったのはここを含めほんの数カ所だけ。でも、その数カ所で転けたら泥まみれになっちゃうからね。
太陽の光は眩しく、暖かくなってきた。モンベルダウンを脱ぎ、山ウェアのチャックを開けながら歩くことにした。
9:22 今頃富士がクリアに見えてきた。遅いよ~・・・でも、お陰で貴重なダイヤを見られたんだけどね。
9:37 石仏前の東屋でヨッシーさんが待っていた。
竜ヶ岳山頂を振り返る
少し休憩の後、リスタート
足下はグチャグチャ(^^;)。ヨッシーさんはスパッツを付けているが、私はズボンの裾がどろんこになっていた。電車移動なら忘れないが、今回はいくら車とはいえ、甘く見ていたな。
良い天気だぁ
緩く登ってベンチのある広場へ
本栖湖がキレイだ。勿論その奥に見える山々を撮りたい!
八ヶ岳
白嶺三山
もう一度富士。
この広場でオフラインを切ったところ、小一時間前に食うかいさんからメールが入っていたことに気付いた。山中湖へ向かっているとのこと。それならとメールと電話でやりとりして、写ば写ばで会おうと約束した。
10:38 登山口を通過。
のぞむは公衆トイレへ。以前も使ったが、ここは古い施設のまま、個室は使いたくない(^^;)
そしてタントへ。今朝からかなり台数は減っていた。
先に行くヨッシーさんを見送り、着替えを済ませ、登山靴の泥を落としたりしてから出発。
ラジオでは箱根駅伝の往路を放送していた。今年も青学がリードしていた。どんだけ強いんだ。
11:25 写ば写ばへ
ドアを開けるとカウンターに先生と奥様、そしてお客さん。
あれ、ヨッシーさんは・・・一瞬探してしまったが、ドアに近い所にいらした。
数分後、到着した食うかいさんとヨッシーさんの㊙ノートを見せてもらった。どの山から何時ダイヤ、パールになるなどの日程がビッシリ書き込まれ、撮影した画像、カシミールのデータなどが貼られていた。彼のブログに上がっているスゴい画像の数々は、この詳細なデータの積み重ねによるものだと改めてわかった。
ところで、このノートは㊙の筈だが皆にオープンにしているとのこと。これがヨッシーさんらしい。
先ほどカップ麺を食べたばかり。でも、ケーキセットをいただいた。奥様、今日も美味しいです!
先生と一緒に記念写真!
カウンターの上に飾られていた富士山時計。受注生産とのこと。
これからヨッシーさんは山中湖に移動して月と金星を狙うとのこと。→レポ・ご覧ください。
食うかいさんも予定があるので、ここで解散することになった。
2人を見送った頃、イイ感じの雲が出ていた。湖畔に降りて撮りたい衝動もあったが、おそらくこの後富士吉田や山中湖周辺は渋滞するだろう。もたもたしていたら、道志中学でのダイヤタイムに間に合わないかもしれない。この1カットだけ撮って、終わりにした。
最後に
ヨッシーさんのお陰でホントに貴重な体験が出来、あわせて色々なことを教えてもらいました。ありがとうございました。
続く
前日から行ってたら逢えたんですよね! 残念でした!
それにしても、運いいな~ ダイヤほか二度はなさそうな
素晴らしい景色でしたね・・・わかるな~ドキドキ(笑)
これだから止められないんだよね!
今年もドラマチックな富士山みせてね!
このダイヤは隊長のお陰です。私1人なら見ることは絶対に出来ませんでした。隊長に感謝感謝です。
ドラマチックな富士山をお見せしたいし、自分自身も見たいです。頑張ります。