
オリンピックの金メダル、山中さんのノーベル賞、スカイツリー・・・・。
金字塔の「金」だといいますから、めでたい文字かもしれません。
政治の「乱」もいいかと思います。ただ、毎度のことで新鮮味には欠けます。
金字塔という言葉もふだんはあんまり使いません。
もっとも、英訳するとピラミッド(pyramid)、そんじょそこいらにはありません。
ありふれているのはキンと読まずにカネと読むほう。
金のない男と頭のない女・・・・わたしと連れ合いのことでしょうか。
金と女がかたき・・・・これはわたしだけの心境です?
金は天下の回り持ち・・・・と言われながら、こちらにはちっとも回って来ません。
金の切れ目が縁の切れ目・・・・これは男女の仲でだけではないようで。
人間万事金の世の中・・・・そこまで断言されるとちょっとネ。
・・・・というようにカネにまつわる言葉はキリがありません。
わたしが一番好きなのは蜀山人の狂歌です。
「世の中に金と女がカタキなら、どうかカタキに巡りあいたい」
民衆芸能の収集・伝承に功のあった小沢昭一さんが逝去されました。
追悼の意を込めて金金節を聴きましょう。
明治・大正の世も今の世も、何ひとつ変わってないようで・・・・。
読んだらボタンをポチッと押してね!
