
昨日のブログで使った写真は、安藤広重の「寺子屋遊び」という浮世絵です。
そして、今日は寺子屋風景の極めつけといった浮世絵。
男女七歳にして席を同じうせず・・・・寺子屋も別々だったようですね。
細かいところがよくわかるようにいつもより大きな画像にしてあります。
好き勝手なことをしていたり、イタズラしたり、取っ組み合いしたり・・・・。
でも、助手?のおとなたちも含めて、みんな楽しそうです。
見ていると子どもの頃の習い事が懐かしく思い出されます。
バイオリン、ピアノ・・・・は金持ちの坊ちゃん、嬢ちゃんの習い事でした。
そうでない子どもたちたいてい習字とそろばん。わたしもそのクチでした。
習字はそうでもなかったのですが、そろばんは好きで得意でもありました。
そのせいか小学校高学年の頃から先生の助手をやらされました。
ご破算に願いましては、◯円なり、◯円なり・・・・と読み上げたり。
子供のいなかった塾の先生から養子の話が来ていたそうです。
知ったのはずいぶん後のことですが、実現していたらどうだったでしょう?
そろばんも電卓やパソコンに追われて衰退していきました。
それでもまだ街なかにはそろばん塾を見かけます。
学校が終わる頃には、その前に子どもたちの自転車がズラッと並びます。
その良さが見直されて、ひと頃よりは復活したのかもしれません。
中に入ると、ご破算に願いましては、と読み上げるわたしがいたりして・・・・。
そして、子どもたちと遊んだり、色々な話を聞かせたりする。
そんなアナログ人生もよかったかもしれないなあ。
寺子屋の絵を見ながら、しばしそんな想いに浸るわたしなのでした。
読んだらボタンをポチッと押してね!
