本棚を整理していたら、分厚い本が出て来ました。
「ゲーデル、エッシャー、バッハ あるいは不思議の環」という厚さ5センチの本です。
何の本かというと、AI(人工知能)に関する本。
こんな本があったことすら忘れていました。
元著は1979年、翻訳発行が1985年ですから、30年以上前の本です。
その頃はたしか最初のAIブームで、わたしもパソコンで遊んだ記憶があります。
LISPとかPrologとかのプログラム言語を使いましたが、今は完全に忘れました。
本の内容もまったく覚えていなくて、ほんとうに読んだのかな?
ところどころ読んだ形跡があるにはありますが、たぶん、全部は読み切っていないでしょう。
そこで、あらためて初めから読みだしたのですが、これがなかなか面白くてやめられません。
本は寝転んで読むべし。その癖がついているので、しばらくは横になって読みました。
ところが、そのうちに、本の重さに耐えかねてギブアップ。
目方をはかってみたら1.2Kg。これでは寝転んで長いこと読むのは無理です。
といって椅子に座って読むのはどうも苦手。だから買う本はたいてい文庫か新書なのです。
でも読みたいしなあ、さて、どうしたものか?
そしたら、「本をバラバラにして読めばいいじゃないの」とカミさん。
自炊するつもりならバラしてスキャンします。
でも、紙のまま読むつもりだったので、そこには考えが及びませんでした。
寝ながら読みたい誘惑に負け、結局、忍び難きを忍びながら、100ページくらいずつカット。
ちょうど八つ裂きの解体新書ができあがりました。
これなら楽に読め、バッハの無限上昇カノンの話から、エッシャーの錯視画の話へ。
この先、ゲーデルの不完全性定理の話が出てきますが、わたしには理解できそうにない。
そういうところは潔く?すっ飛ばして、わかりそうなところを読みます。
いままたAIの話題が復活していますので、思うところがあったら何か書いてみましょう。