宙吹きガラス工房から、読谷壺屋焼の工房や売店を回っていると、読谷山焼の方面から煙が出ているに気づきました。読谷山焼の登り窯は、「読谷山焼窯」と「北窯」に分かれています。窯に向かう途中に「陶器市会場、12月20日(金)、21日(土)、22日(日)、→読谷山窯、←北窯」の表示がありました。
読谷山焼窯
「読谷山焼窯」に行くと、斜面に沿った建物内に窯があり、下の窯口から、勢いよく燃えている炎が見えました。1200℃まで徐々に温度を上げ、一番下の大口と各焼成室に設けられた小口からの投薪を使い分け、サンプルの釉薬の溶け具合を見ながら、焼成段階に分けて微妙に温度調整をします。
「登り窯(のぼりがま、en:climbing kiln)と現在一般に呼ばれるものは、窯業で陶磁器等を大量に焼成するために、炉内を各間に仕切り、斜面等地形を利用し重力による燃焼ガスの対流を利用して、炉内の各製品を焼成時に一定に高温に保てるよう工夫された窯の形態のことをいう。表面に釉薬を使用する場合は製品の均一という点でこの炉窯が優れている。交通が発達するまでは、消費地に近い、製品の原料となる粘土、燃料、水が豊富な場所が立地[1]に選ばれた 。登り窯はいくつかのタイプの窯の総称として用いられる。1.伝統的な(ガス窯や電気窯、先端産業のセラミック焼成用のローラーハースキルン等に対して)連房式登窯を象徴的に指す言葉として用いる場合(狭義の登り窯)と、2.一般的に丘陵などの斜面を掘り窪めたり、くりぬいたりして高火度で須恵器や陶器を焼成する窖窯(あながま)[2]、3.中国で斜面を利用して陶磁器を焼成した龍窯(りゅうよう)を含めた窯一般をさす場合(広義の登り窯)とがある。引用(登り窯 – Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BB%E3%82%8A%E7%AA%AF)」
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北窯
「北窯」でも窯焚きが行われていました。9日の午後8時に火入れをし、約18時間ごとに、サンプルの釉薬の溶け具合を確かめながら、2昼夜、焚き続けるそうです。連房式窯の左右に薪が積まれ、階段を上り下りしながら、窯の状態を見ることができるようになっています。
窯前面の大口に、薪を放り込み、長い棒を使って、空気を送り込みながら、2昼夜焚き続けるのです。勢いよく燃えている炎を見ながら、夏の暑い時期の窯焚き作業は、大変だろうなと思いました。
「北窯」入り口には、「売店」「資材置き場」「読谷村陶芸研究所」があり、陶芸体験もできます。
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