結~つなぐ、ひらく、つむぐ~

身近な自然や社会との関わりを通して、マイペースで、新たな自分探しに挑戦しながら、セカンドライフ、スローライフを楽しむ。

伝統を継承、絆を深めた3年間!…首里高校・染色デザイン科

2014-02-03 | 芸術

 沖縄県立首里高等学校・染色デザイン科「そめおり展」に行きました。那覇市のパレット久茂地6階「那覇市民ギャラリー」で、1月26日から開催されている展示会の最終日でした。「染色デザイン科」の生徒たちが、3年間学んできたことの集大成の場です。

参照(沖縄県立首里高等学校公式サイト>学校総合案内>染織デザイン科紹介 http://www.shuri-h.open.ed.jp/

0202-1414-01

0202-1414-02

0202-1416-01

 生徒一人ひとりが、「着尺」「帯/タペストリー」それぞれに、作品名を添えて展示してありました。制作した生徒たちはそれぞれ、いろいろな思いをしながら、仕上げていったことと思います。同時に、伝統を継承しながら、自分なりに考え・工夫し、新たなものを創り出していく喜びを感じたのではないでしょうか。かけがえのない、素晴らしい経験をしたことと思います。

 壁画「継承」(縦2.4m、横10.8m)は圧巻でした。会場をうめた34人の個性が、壁画に集約されているように感じました沖縄、そして日本の伝統を次の世代に繋げていけたらという願いを込め制作」したそうです。染色デザイン科『そめおり展』開催にあたってのチラシに、「私たちはしっかりと大地に根を張り、力強く咲く桜に、自分たちを重ね合わせて表現しました。この激しく変化する世の中を先導していける人になるため『生きる力』を身につけたいと思っています。それが私たち3年生皆の願いです。…私たちは3年間学んだ伝統工芸とそれらを通して絆を深めた仲間の大切さを、後輩たちに伝えたいです。……」(首里高校染色デザイン科69期壁画実行委員)と述べています。高校生の豊かな感性と堅実な考え方に感心しました。

0202-1418-01

0202-1420-02

0202-1420-01

「第36回沖縄県工芸公募展、新人賞受賞、亀谷恵、Beach in summer…沖縄のきれいな海と砂浜を表現しました。このきれいな海が輝いているのは夏の季節であり、また、制作期間が夏にあたっていたため、Beach「 in summer 」とつけました。黄色の経縞とロートンの浮き出ている部分で、海と砂浜のキラキラ感を表現しています。ピンクの部分はサンゴをイメージしました。この色を出すまでに何回も試染を繰り返し行ったことが大変でした。私はデザインに時間をかけ、特に海と砂浜の境目を表現するのにとても苦労しました。それでも自分だけの作品が仕上がった時は、とても嬉しかったです。また、織りながらロートンを入れる調子を変えたりするのが、楽しかったです。」

0202-1421-03

0202-1423-01

0202-1424-02

0202-1425-01

0202-1427-01

0202-1428-03

0202-1429-01

0202-1431-01

0202-1432-02

0202-1432-03

0202-1432-04

0202-1432-09


最新の画像もっと見る

コメントを投稿