つれズレ愚抄

つれ：「”おくりびと”が見事アカデミー賞の外国語映画賞を受賞したのには思わず快哉を叫びたくなるよねぇ」

ズレ：「テーマからして派手に騒ぐのは馴染まなそうだけど、しみじみと心に響く名作が外国でも評価されたってなぁ粛々と喜びが湧いてくらぁな」

つれ：「世界に通じる邦画と言えばＯＺＵ・ＫＵＲＯＳＡＷＡの後はアニメってな感じのところに久々の実写ってのもまた愉快じゃないかぃ」

ズレ：「テーマからして愉快というのも何だけど、実写じゃ世界のＫＩＴＡＮＯがあるとはいえオーソドックスな日本的風土を描いた作品の受賞はまた格別だわな」

つれ：「今回の作品賞はインドを描いた映画だったし、いつの日か日本の映画が作品賞まで攫うところも見てみたいねぇ」

ズレ：「テーマからしておくりびとがいきなり英語だったら微妙な心情が画面に滲み出るか分からないし、件の作品も外国人が描いたインド像について批判的な意見もあるようで、外国枠から出るにはアニメの方が分があるんじゃねぇか」

つれ：「昔より大分よくなったようでも、未だに外国映画に登場する日本には？なところが多いからねぇ」

ズレ：「テーマからして世界に日本を理解して貰うためにも、映画関係の皆さんにはこれからも日本文化の贈り人としてのご健闘をお願いするようでぃ・・」