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フェイクシティ ある男のルール

2009-02-27 00:33:29 | 活弁見聞録
ズレ:「冒頭から陰謀の匂いがプンプンと漂う警察内幕モノとして、この手の作品に通暁してる方なら登場人物が出揃った辺りで配役や台詞回しからストーリーが読めるような本格派サスペンスアクションってとこじゃねぇか。
 敢えて変化球で観客の裏を掻こうてな凝った風ではなく球種は先刻ご承知でしょうと直球で押してくるタイプの作品だけに勢い見所は役者さんの熱演ってことになり、閉鎖的な組織での腹に一物や脛に傷持つ人間関係の暑苦しさがムッと押し寄せてくるようだわな。
 よもや狙った訳じゃなかろうけども、伝説の名作”スピード”では若いストレートな警官だったキアヌ・リーブスさんが十数余年の歳月を経て憂き世の塵芥にもまみれたベテラン遣り手刑事を演じてるってとこから、それを同一人物と見立てて人生の有為転変を噛み締めるって受け取り方もありかもしれねぇぜ」
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