ズレ：「実に四半世紀前の第一作では設定を盛り上げるためのエピソードの断片程度だった未来の展開が１本の作品として公開されることを制作サイドも含めてどれほどの人々が予想していたかは定かならねど、先々まで練り上げたというよりはその都度現寸合わせで積み上げたような話の筋だから突き詰めて考え出すと随所に？が浮かぶものの、そんな悠長に眺める暇も与えないスピーディーなスリルとアクションが一貫してる作風は息の長いイージーウォッチング娯楽大作の定番として不動のポジションを築いてるんじゃねぇか。
第一作の徹底した敵役で人気が爆発したシュワルツネッガーさんが第二作では人情や諧謔を加えた味方役に転換してさらにその勢いをかってか第三作の直後には州知事に転向し、この作品にはご本人こそ出演しないものの前三作のオマージュやそっくりさんのすげ替えまで登場するに及ぶと何やらシュワちゃん出世物語とも重なるようだぜ。
更にシリーズを重ねるには同ジャンルの作品がひしめくなかで際立つキャラクター設定をどう工夫するかが課題になるだろうけど、ここまできたからにはスタートレックに次ぐ大河ムービー目指して頑張ってもらいたいもんよ」
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