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ココ・アヴァン・シャネル

2009-09-27 15:30:05 | 活弁見聞録
ズレ:「ほぼシャネル嬢と呼ぶべき前半生だけで構成されてるストーリーだけに、今や押しも押されもせぬ当世ブランドとなったシャネルの創始者がファッション史上どれほど時代の枠を超えた革命的存在だったかがかえってよく伝わってくるんじゃねぇか。
 爛熟した貴族社会ならではのサクセスストーリーでもあり身分制度に歪められた純愛物語でもあり、舞台設定は専らシャネルさんの身の回りに限られてはいるものの、第一次世界大戦を経て大衆の時代へと推移する時期の空気感てあたりも上手く取り上げられてるわな。
 映画の最終盤になって申し訳程度にシャネルスーツが登場してくるけれど、シャネル先生のバイオグラフィーを繙くてぇとこの作品には描かれてないその間にもかなりドラマチックなエピソードがあるみたいで、後半生が続編になるようならその暁には是非とも拝見させていただくぜ」
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