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インビクタス

2010-02-26 21:33:57 | 活弁見聞録
ズレ:「そもそもが感動的な実話ベースだし言わずと知れたイーストウッド監督作品だし時あたかも冬季五輪でスポーツ気運が盛り上がってる最中だしと、どこをどう切っても奇を衒わない感動が金太郎飴のように現れて、苦みや渋みをオブラートに包んでスクラムトライに持ち込むストレートな力押しの展開だわな。
 南アフリカと言うと金やダイヤに恵まれてる分白人支配が強力で公式な人種差別政策最後の聖地だったところにさながらインドのガンジー師のようにマンデラ師が登場して人種融和を図ったてぇ教科書的な知識しかないけれど、この作品からその後の推移は窺い知れないものの未だに治安の悪さとかが取り沙汰されているところをみると一人の偉人を以てしてもそうそう問題を解消できるもんじゃないってことかもなぁ。
 奇しくもこの時はラグビーだったのが今度はサッカーのワールドカップが開催される運びとなり、さすがにサッカーじゃ南アチームが優勝するなんて奇跡は無理だとしても、これを契機により豊かで暮らしやすい国にならんことをとの南アフリカさんへの制作陣のエールになってるんじゃねぇか」
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