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レオニー

2010-12-05 23:34:23 | 活弁見聞録
つれ:「不勉強てなぁ恐ろしいもんで、何の予習もなく見始めて洋画にしちゃ珍しく日本が日本らしく描かれてるし日本絡みの話だけに構成にも邦画っぽい工夫があるね~と関心しながらエンドロールまでいったらようやく日米合作の邦画と気付いて、己が粗忽ぶりに思わず赤面するようだったよ。
 イサム・ノグチ先生についちゃ僅か何点か拝見した作品の存在感に圧倒された記憶があるだけでそのバイオグラフィは全く存じ上げなかったけど、この映画を見ると非凡な芸術家は一代にして成らず、こういう背景があってこそああいう雄渾な作品も生まれる訳だと得心がいくねぇ。
 女の一生的なストーリーの中では割とあっさりめに取り上げられているものの、男女の関係自体は時代によらず普遍的とはいえ明治から昭和に掛けてとなればアメリカでの差別や日本での偏見も今より相当アゲインストだった筈で、それをものともしないバイタリティがイサム・ノグチ作品に具現されてるとも見て取れるんじゃないかぃ」
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