ズレ:「生身の人間を使ったデス・ゲームってプロット自体は既にポピュラーではあるものの、近年とみにPCネットや生命科学の進展が著しいだけにあながち所詮はフィクションとタカを括っていられないくらいに現実味を感じるようになってきたわな。
PCゲームの門外漢ですらこのシーンはあの手のゲームのパターンでこっちのシーンはこの手のゲームのパロディと見当がつくくらいに電子ゲームに関する情報が世に氾濫してるからにはいかに多くの衆がゲームにハマッてるかも自明の理で、ゲームが原因で現世の事件も起きてるとなれば既にバーチャルのリアリティ化は始まってるってことかもしれねぇぜ。
この映画じゃシステムを操る人間と操られる人間が登場する分むしろ人間尊重のゲーム批判的トーンがあるものの、現実はシステムを操ってるようで実はシステムに操られてる人間だけが存在するてな人間疎外になりそうな気配には慄然とするようでぃ」