ズレ「思わせぶりなタイトルや予告編の印象からしてかのスタンリー・キューブリック監督の名作”2001年宇宙の旅”的な衒学的なストーリーかと思いきや、かのエイリアンを生み出した巨匠リドリー・スコット監督の新作ってよりもかのリドリー・スコット監督が生み出した新エイリアンシリーズの第1作てな風情だわな。
デザインもギーガー系を踏襲してるから雰囲気はエイリアンそのまんま、ストーリーも大枠ではエイリアン1を踏襲してるから、劇場で初めてエイリアンを観て度肝を抜かれた記憶のあるご同輩なら今度はそうきたかぃとむしろ存外コメディチックにも鑑賞できそうだぜ。
映画の影響で外国人を示す日本の一般的な表記がエーリアンからフォリナーに改められたりプレデターが登場するや並み居る肉体系俳優を押し退けて不動の敵役に納まったり第1作から30余年を経て前日譚が登場したりで、こうなるとプロメテウスが人類に火をもたらした如くエイリアンは映画界にドル箱をもたらしたとの謎掛けかとタイトルまで笑えてくるようでぇ」