つれ:「シリーズ最終作と自他共に認めるだけに出演者制作陣こぞって力が入ったらしく、手に汗握るアクションとファン心をくすぐる小ネタをテンコ盛りにした大仕掛けな遺物アドベンチャーてぇ定食メニューがフォーマットはそのままにひときわ豪勢な盛り付けでテーブルに運ばれてきた感じだねぇ。
主人公を看板にしたシリーズものはその役者さんも等しく時間が経過するから長くなるほど主役周りの動きが渋くなりがちだけど、スタントにCGやらAIを駆使した最新技術を以てすればインディ・ジョーンズはあくまで若々しく第一作から40年余も経ってるって方がフィクションみたいじゃないかぃ。
同時代性がある単一キャラクターのオリジナルストーリーとなれば本邦にはフーテンの寅さんてぇ長寿の金字塔があるものの洋画じゃインディ・ジョーンズに比肩すべきシリーズが見当たらないだけに、存分に堪能しつつも新作を望めない寂しさは禁じ得ないとこだよねぇ」