戯曲の傑作「瞼(まぶた)の母」の主人公で知られる「番場の忠太郎」の故郷・番場を全国に発信しようと、米原市の住民らでつくる「番場史蹟顕彰会」は7月23日(日)、米原市番場の蓮華寺で、忠太郎にまつわる歌を歌う「全国番場の忠太郎歌合戦」を初めて開く。参加者を7月10日(月)まで募っている。
全国番場の忠太郎歌合戦
開催: 7月23日(日)13:30~
場所: 蓮華寺(米原市番場511)
募集定員: 先着順で25人。参加無料。
申し込み: 7月10日(月)まで。
住所、氏名、電話番号、歌う曲名と歌手名を記載し、メール(mine-izu@mx.bw.dream.jp)かFAX(0749(54)2101)で申し込む。
住所、氏名、電話番号、歌う曲名と歌手名を記載し、メール(mine-izu@mx.bw.dream.jp)かFAX(0749(54)2101)で申し込む。
郵送は〒521ー0025 米原市番場1982、番場史蹟顕彰会宛。
問い合わせ: 090-5047-0153(泉)
「瞼の母」は、作者の「長谷川伸」(1884~1963年)が実体験を基に、忠太郎が生き別れた母を捜して旅する姿を描いている。
「瞼の母」は、作者の「長谷川伸」(1884~1963年)が実体験を基に、忠太郎が生き別れた母を捜して旅する姿を描いている。
映画やドラマで何度も映像化され、氷川きよしさんの「番場の忠太郎」や三波春夫さんの「忠太郎月夜」、中村美律子さんの「瞼の母」など、作品にまつわる楽曲も多い。
歌合戦では、数多くの長谷川作品に出演している俳優の五大路子さんのほか、戯曲の発展を支えた人や各界の文化人らを表彰する長谷川伸賞を主催する「新鷹(しんよう)会」の松岡弘一理事長など、作品や番場の関係者らが審査員を務め、上位3人を表彰する。
番場では今年3月、かつて近くの国道21号沿いにあり、10年間ほど行方が分からなくなっていた忠太郎の銅像が長浜市で見つかり、旧中山道沿いに移設された。また蓮華寺の境内にある「忠太郎地蔵尊」を、長谷川が1958年(昭和33年)に建立してから65年を迎えた。
今年は、長谷川の没後60年の節目でもある。記念が重なる年に、あらためて番場の忠太郎の魅力を発信し、番場の活性化につなげようと、顕彰会が初めて歌合戦を企画した。
顕彰会の泉峰一会長は「昔は当たり前に知られていたが、今では地元ですら忠太郎を知る人は少なくなってきた。全国から歌いに来てもらい、ここが忠太郎の故郷の番場だとアピールしたい」と意気込む。
<中日新聞より>
歌合戦では、数多くの長谷川作品に出演している俳優の五大路子さんのほか、戯曲の発展を支えた人や各界の文化人らを表彰する長谷川伸賞を主催する「新鷹(しんよう)会」の松岡弘一理事長など、作品や番場の関係者らが審査員を務め、上位3人を表彰する。
番場では今年3月、かつて近くの国道21号沿いにあり、10年間ほど行方が分からなくなっていた忠太郎の銅像が長浜市で見つかり、旧中山道沿いに移設された。また蓮華寺の境内にある「忠太郎地蔵尊」を、長谷川が1958年(昭和33年)に建立してから65年を迎えた。
今年は、長谷川の没後60年の節目でもある。記念が重なる年に、あらためて番場の忠太郎の魅力を発信し、番場の活性化につなげようと、顕彰会が初めて歌合戦を企画した。
顕彰会の泉峰一会長は「昔は当たり前に知られていたが、今では地元ですら忠太郎を知る人は少なくなってきた。全国から歌いに来てもらい、ここが忠太郎の故郷の番場だとアピールしたい」と意気込む。
<中日新聞より>