”スローライフ滋賀” 

第1回「あづち・はちまんふるさと検定」成功裏に終わる(近江八幡市)

 近江八幡の歴史や文化、自然などの知識を問う「あづち・はちまんふるさと検定」が10月17日、初めて実施された。

↑写真:滋賀報知新聞より

 市民有志やNPO法人秀次倶楽部、近江八幡観光物産協会など民間団体でつくる「はちまん・あづちふるさとアカデミー」が、近江八幡の豊かな歴史文化を生かした個性あるまちづくりに市民の参画を促し、観光をはじめとする地域の産業発展へ有為の人材を育成するとともに、快適で美しい環境と景観の保全を図ることを目的に企画した。

 検定には、主催者の予想を上回る小学5年生から82歳まで約350人の受験申込みがあり、遠くは東京、石川、大阪などから訪れた受験者もいた。また、書店等で販売した受験用の初級テキストにも関心を集め、700冊売れた。
 受験者の内訳は、近江八幡市内75%、市外21%、滋賀県外4%で、男性62%、女性38%。50~80歳代が60%を占めた。

 第1回は、子どもでも受験できる初級のみの検定試験で、午前10時半から近江八幡市内の受験者は住居地のコミュニティセンター、近江八幡市外の人は文化会館と商工会議所、滋賀県外は白雲館など、各会場に分散して問題に挑戦した。
 出題は「信長公から土地の提供を受けたキリスト教宣教師オルガンチノによって、天正9年(1581年)、安土に創建された神学校は何と呼ばれるでしょう(1)セミナリヨ(2)スコラ(3)カレッジ(4)カテドラル」など、安土にゆかりがある織田信長や豊臣秀吉については必須とし、近江八幡の地理、自然、習俗、伝承の分野から計70問を出題。解答方法は四者択一。検定時間は75分間で30分経過すれば、試験会場を退出できるようにした。
 
 合格ラインは、小学生60点以上、中学生70点以上、高校・一般は80点以上で、合格者には認定証を送付する。合格発表は、今月25日からホームページで受験番号を掲示するとともに、出題の解説と解答を掲載する。

 野洲市から受験した向井修さんは「八幡出身なので興味があり、受験した。もう、年号などは覚えられないので勉強はしてこなかったが、問題はやさしかった。結果が楽しみです。来年の中級も挑戦したい」と話していた。
 
 「はちまん・あづちふるさとアカデミー」では「コロナ禍により、小中学生に積極的なPRが出来なかったことや予定していた講演会および事前勉強会の中止を余儀なくされたことなど、残念なこともあったが、予想していた200人を上回る人に受験していただいた。
 近江八幡市内には、戦国時代を代表する3つの城が残っているなど、近江八幡の魅力を感じてもらっている人が多く、関心を集めたのではないかと考えている。
 初級の問題は、小学生の副読本をベースに作成したが、大人にとっても難しい問題も含まれていた。来年以降は、中級、上級も実施し、継続的な検定になるよう努力していきたい」と話している。

<滋賀報知新聞より>
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「滋賀TODAY」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事