今年で建設されて100年を迎える東近江市の近江鉄道新八日市駅で19日、地元の八日市清水自治会は、新入生や新社会人が利用する新年度を前にして清掃活動を行った。
↑写真:滋賀報知新聞より
この日は、地域住民のほか、近江鉄道社員や同社と地域がつながって沿線を盛り上げる活動をする近江鉄道みらいファクトリーのメンバーらの約50人が集まった。
新八日市駅の清掃は、昨年春、近江鉄道みらいファクトリーが取り組んだ。これに続いて同自治会も鉄道に関わる活動を検討したところ、定期的に清掃活動を実施することになり、昨年12月の1回目を経て、今回は2回目となる。
この日、参加者は駅舎の窓を拭いたり、ホームや駅舎周辺の草抜き、駅舎を覆うツタを切るなど、約1時間の清掃を行い、さわやかな汗を流した。
自治会長の辻吉繁さんは、「駅舎が映画にも登場し、地元として大切に残したいという思いをもっている。駅舎をきれいにすることで、春から利用する新社会人や新入生に気持ちよいスタートを切ってほしい」と話していた。
新八日市駅は、1922年(大正11年)に建設された歴史的な木造駅舎。当時の面影をよく残しており、地域のシンボルとして親しまれている。
<滋賀報知新聞より>