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小谷城・長政、長浜城・秀吉 イラスト入り御城印が人気

 長浜市と、戦国時代に群雄が割拠した上州(群馬県)の魅力発信に取り組む「群馬御城印プロジェト」が連携し、長浜市の小谷城戦国歴史資料館長浜城歴史博物館でそれぞれ販売している浅井長政、豊臣秀吉のイラスト入り御城印が人気を集めている。  


 
 御城印は登城の記念品として各地の城の管理者などが出している。神社、寺の御朱印の城版。資料館は5年ほど前から、博物館は2020年6月から通常版を300円で販売している。

 連携は、プロジェクトが絡んで今年5月に前橋市で開かれた群馬戦国御城印サミットの報道を長浜市職員が見たことがきっかけで始まった。プロジェクト代表の吉沢浩紀さんが長浜を訪れ、イラスト入り御城印の制作を資料館、博物館に提案した。        
 長政、秀吉のイラスト入り御城印は戦国武将イラストの第一人者、長野剛さんが共によろいかぶとを着け、引き締まった表情で描いた。

 価格は通常版の2倍以上の700円。資料館は10月2日に通年版と色違いの秋限定版、博物館では通年版を10月7日に発売した。
 資料館では約2カ月で通年版約130枚、秋限定版約210枚と通常版を超える売れ行きを記録した。博物館では通常版の売れ行きが上回るが、イラスト入りも11月末までに約560枚が売れた。        
 吉沢さんは「群馬県沼田市には石田三成生存伝承があり、その縁で出身地の長浜と連携することができた。長浜は戦国史の聖地。今後も協力していきたい」と語った。資料館の豊畑敏明館長は「吉沢さんはSNSを使った発信力、誘客力がある。10月2日早々、ネットで見たという滋賀県外客が御城印を求めに来て驚いた」と話した。

 小谷城戦国歴史資料館長浜城歴史博物館は今月9日から通年、秋限定版と色違いの冬限定版を同じ価格で販売する。

小谷城戦国歴史資料館
長浜市小谷郡上/町139 

長浜城歴史博物館
長浜市公園町10−10 

<中日新聞より>
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