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10年ぶりに近江米の新品種「滋賀83号」 名前の投票開始

 滋賀県が開発した近江米の新たな品種が、10年ぶりに誕生することになった。
その名前を決めるため、滋賀県は、12月20日(火)から候補の名前の投票を行うことにしている。

↑写真:NHK大津より

 滋賀県が、近江米の新品種として売り出していくことを決めたのは、滋賀県農業技術振興センターが13年前の平成21年から開発に取り組んできた「滋賀83号」である。
滋賀県農政水産部が、19日、滋賀県庁で記者会見して、その特徴を発表した。
それによると、「滋賀83号」は、夏の暑さに強く、風にも倒れにくい特徴があり、味はコシヒカリと同じか、それ以上に甘みと「こく」があり、コシヒカリより収穫量が多いという。
また、10年前(平成24年)に誕生した近江米の新品種、「みずかがみ」より収穫時期が遅いため、栽培を両立できるという。

 滋賀県農政水産部の平井喜与治 技監は、「何万種類の候補から選びぬいていい品種ができた。食べてもらったら“これはいい”と思ってもらえると思う」と話していた。
新品種は、来年度、農薬や化学肥料を使わないオーガニック栽培も取り入れて、滋賀県内の農家で試験栽培してもらい、2年後に本格生産と販売を始める予定。

 滋賀県は、この新たな品種にふさわしい名前を決めようと、12月20日からインターネットとハガキで候補名の投票を行うことにしている。

 候補名は以下の5つで来月末まで投票を受け付け、2月下旬に決定した名前を発表する予定。
きらみずき
滋味満点
よばれてや
みちる
てとて


【近江米 品種開発の歴史】
滋賀県は、戦前からおおむね5年から10年おきに近江米の新品種を開発していう。このうち、24年前の平成10年に誕生した「秋の詩」は、コシヒカリより収穫期が遅い「なかて」という品種で、栽培時期が分散できることから昨年度(令和3年度)の作付面積は5番目に多くなっている。
また、10年前の平成24年に誕生した「みずかがみ」は、暑さに強く、安定した品質が特徴で、味も3年連続で最高ランクの「特A」を獲得するなど高い評価を受けている。
また、販売にあたってパッケージを青で統一してびわ湖をイメージさせる工夫をした結果、年々、販売が伸びていて、昨年度の作付面積は、コシヒカリ、キヌヒカリに次いで3番目に多くなっている。

<MHK大津より>
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