東近江市は22日、今年度の市民意識調査の結果を発表した。
「うるおいとにぎわいのまち東近江市」の実現をめざし、市民の意識や生活スタイルなどまちづくりに関する意見を聞くのが目的。
昨年8月1日現在で東近江市内に在住する満18歳以上の市民のうち無作為に抽出した約3000人から、8月22日から9月5日までの間、郵送による配布・回収、無記名で回答を得た。回収率は45・6%。
昨年8月1日現在で東近江市内に在住する満18歳以上の市民のうち無作為に抽出した約3000人から、8月22日から9月5日までの間、郵送による配布・回収、無記名で回答を得た。回収率は45・6%。
近江鉄道線 9割が「重要」、半数以上「利便性の改善が必要」
主な回答では、
■「東近江市の住みごこち」については、
8割の人が「住みごこちが良い」(良い21・2%、どちらかといえば良い60%)と感じており、良いと答える人は年々微増傾向にある。
■年代別では、「住みごこちが良い」とするのは20―30歳代と60歳以上で8割を超える一方で、10歳代、40―50歳代でやや低い。
■年代別では、「住みごこちが良い」とするのは20―30歳代と60歳以上で8割を超える一方で、10歳代、40―50歳代でやや低い。
居住地区別でみると、
■「住みごこちが良い」と回答した人の割合が高いのは、
建部、能登川、八日市、御園の4地区だった。一方、やや低いのは平田、愛東の2地区だった。
2024年度から滋賀県と沿線10市町が線路や駅を維持管理し、民間の近江鉄道が鉄道を運行する「上下分離方式」に移行する近江鉄道線については、
9割近くの人が「近江鉄道線は重要である」(重要であると感じる30・6%、重要であるが利便性等の改善が必要と感じる54・8%)と考えており、半数を超える人が改善を望んでいる。
利用頻度については、「ほとんど利用しない」(71・3%)と「利用したことはない」(21・9%)を合わせると9割の人が利用していない。利用している人は6%にとどまる。
このほか、近江鉄道八日市駅周辺の中心市街地が活性化するため必要なことについては「駐車場の整備」「空き店舗の解消」が上位だった。
病院や救急時の医療体制に満足しているかでは、半数が満足、3割が満足していない。居住地区別で高いのは愛東、永源寺、南部の3地区で、不満の割合が高いのは市辺地区だった。
子育て環境は、半数近くが「良い」と答えた。良いと回答した割合は、中野地区が6割近くで、永源寺、市辺、能登川、御園の4地区で半数以上だった。
主要幹線道路の満足度は、能登川、建部、愛東の3地区で高く、平田、市辺、玉緒、南部の4地区で低い。
<滋賀報知新聞より>