東近江創作ジュニアミュージカル2024「ギンランの花」があす9月7日(土)、あさって8日(日)の14:00から、東近江市立八日市文化芸術会館にて上演される。入場無料。
新生東近江創作ミュージカル始動から3年目の今年は、滋賀県日野町出身の植物学者・橋本忠太郎氏(1886―1960)に注目。「滋賀の牧野富太郎(牧野氏はNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』主人公のモデル)」とも評される橋本氏が現代に残した功績、植物、自然の大切さを、わかりやすく、明るく、楽しく、歌と踊りで表現する。
今回は「ジュニア」ミュージカルと銘打ち、小学生のキャストも多数出演。あすあさっての公演はAチームとBチームの1部役替わりで行い(7日はBチーム、8日はAチーム)、それぞれに魅力ある主演のはつらつとした演技も見どころ。プロの手がける演出、脚本、振り付け、音楽のもと、積み重ねた稽古の集大成を披露する。
7日(土)に主演ユリ役を務める安井夏帆さん(東近江市)は「楽しさが伝わる舞台にしたい」と意気込み、8日(日)に同役を演じる吉田花さん(京都市)は「昨年よりパワーアップした新公演。キャスト全員の力を合わせて頑張りたい」と笑顔で語った。
東近江創作ジュニアミュージカル2024「ギンランの花」公演は滋賀県内の市民ミュージカルで初となる「鑑賞サポート」にも挑戦。日本語字幕タブレットの貸し出しや音声ガイド席、車いす席、カームダウンスペースの設置、開演前舞台説明(舞台の大きさや登場人物の衣装などを紹介)などを行う。
端洋一プロデューサーは「娯楽が多様化している現代でも、生で演者の臨場感を感じられる機会というのは多くはない。どん帳の向こうは夢舞台。この八日市文化芸術会館で、誰であっても身近に芸術、文化に触れて貰いたい。ぜひ足を運んで欲しい」と話している。
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>